オーストラリアでサーフィンを楽しんでいる、またいずれはやってみたいと考えている人は十分に気をつけて頂きたい。南西部の海岸でサーフィンを楽しんでいた男性が、人喰いザメに襲われ命を落とす痛ましい事故がまたしても起きた。
オーストラリア南西部のパースから270kmほど南に位置し、サーファーに人気があるグレースタウンの海岸で現地の23日朝、30代の男性がサメに襲われたことが大きく報じられている。男性は単独でサーフィンをしていたもようで、救助船により引き上げられヘリコプターで病院に救急搬送されたものの死亡が確認された。
目撃者らはメディアの取材に「片腕を失ってすでに息絶えていたように見えた」などと話しており、現在警察が男性の身元の照会を急いでいる。近くに暮らし、そのあたりをよく知っているというトム・ジョーンズさんというサーファーは『ABC News』の取材に、「警察が来て騒がしくなっている様子に“またサメか”とピンと来ました。まだ若いのに、死ぬにはあまりにも早過ぎるでしょう」と絶句している。
今回の事故を含め、グレースタウン付近の海岸では10年の間に3名のサーファーがサメにより命を奪われたことになり、オーストラリア南西部の海岸全体からみても圧倒的な数になるという。多くはホホジロザメに襲われており、サーファーばかりかダイバーが5メートル長のホホジロザメに顔と体をかじられたケースもある。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)