コント日本一を競う『キングオブコント2012』(TBS系)で見事優勝したお笑いコンビ・バイきんぐ。そんな彼らと以前より交流があり、決勝戦ではVTRで応援メッセージを送った先輩・伊集院光が、バイきんぐについて語った。
伊集院光は、自身のラジオ番組『JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力』(TBSラジオ)で、結成16年にして晴れてキングオブコントの優勝者となったバイきんぐについて語った。以前からバイきんぐと交流があった伊集院。自身が企画・構成・編集・出演するDVD『伊集院光のばらえてぃー』にもバイきんぐが出演している。
伊集院は、バイきんぐについてかねてから「面白い」と思っていたのだという。加えて、「16年もの下積みがあるにもかかわらず、一度もブレイクしかけたことがない」珍しいコンビだと伊集院は語る。芸人は10年もやっていれば一度は“売れるかも”という時期が来るのだという。
伊集院は過去に、当時まだ無名だったアンタッチャブルをラジオにたびたび出演させたり、たんぽぽが『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ)のレギュラーになる前から、ネタの相談を受けていたことを明かしている。現在、『レコメン!』(文化放送)でレギュラーを務めるお笑いトリオ「オテンキ」のりも、このレギュラーを獲得する前に、伊集院のラジオのpodcastでトーク力を磨いていたこともある。
今回のバイきんぐの優勝で、伊集院はリスナーから“芸能界一のアゲチン”(付き合うと運が向いてくる男)だと称された。しかし、伊集院はバイきんぐに関して、元々面白いのでネタに口出しをしたことはなく、優勝したことは彼らの実力だと意に介さない様子だ。伊集院の近くには全く売れていない芸人も多くいる。照れ隠しからか「芽を潰せなかっただけ」とも語っていた。
芸人界にはよく、“~ファミリー”や、“~会”といった派閥のようなものがあると聞く。DVD『伊集院光のばらえてぃー』や、この前身である『伊集院光のばんぐみ』にたびたび出演しているような伊集院ファミリーに、今後も注目だ。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)