お笑い芸人・アンタッチャブルの柴田英嗣が、突然の長期休養から復帰して1年半。いまだに相方・山崎弘也との共演はない。さらに無名時代より世話になったという伊集院光とも不仲説が流れている。しかしこのたび突然、伊集院のラジオ生放送中に柴田が呼び出されるという、驚きの事態が起こったのだ。
現在のように多くのテレビ番組に出る前から伊集院のラジオ番組に頻繁に出演するなど、無名時代からアンタッチャブルは伊集院光と親交があった。しかし、柴田英嗣が「女性トラブル」で謹慎。その後復帰しても、伊集院は柴田を許してはいないと発言してきた。
復帰後、柴田が『LINDA!~今夜はあなたをねらい撃ち~』(TBSラジオ)に出演した際にも何人かの芸人やタレントがゲストとして登場したが、伊集院だけは出演せず2人の不仲説は加速するばかりであった。
そんな中、事態は急に動いた。6月11日深夜のこと、伊集院が『LINDA』収録終了直後の柴田を『JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力』(TBSラジオ)のブースに突然呼び寄せ、本人の前で今までの経緯を語りだしたのだ。
実は柴田が謹慎になる以前から、伊集院は柴田に怒っており、その時点から2人は疎遠だったのだ。だが、柴田が謹慎になった際、伊集院は柴田の所属事務所(人力舎)前社長・玉川義治氏に、「謹慎では世間が詮索するだけだからしっかり説明し、謝罪したほうが良い」と助言したという。これに対し、前社長は「秘策がある」と柴田にお灸をすえるため、沈黙を守り謹慎するように指示した。ところが、前社長が柴田の謹慎中に“秘策”を披露することなく他界してしまい、謹慎が長引いたと衝撃の実態を明かしたのである。柴田も前社長の訃報を聞いた際、「もう永久に(芸能界には)戻れない」と思ったというから、これは事実であるようだ。
伊集院が柴田の何に対して怒っていたのか。2人の間に具体的に何があったのかは明らかにされていないが、“なんでもやりすぎる”性格の柴田に嫌気がさしたという。柴田にも心当たりがあるようで「なにもかも(伊集院に)すぐに謝りに行かなかった自分が悪い」と改めて反省の意を伝えた。また、今回放送中に伊集院と話ができ、お互いの心のうちを話せたことで柴田は「ホッとしている」と語った。
伊集院は、柴田の根っからの明るい性格をラジオパーソナリティとして自分よりも優秀だと評価している。この放送が流れるとツイッターなどでは、柴田のファンから「良かった」と安堵のコメントが書き込まれていた。柴田の次の課題は相方・山崎との和解。そしてアンタッチャブル2人が揃ってテレビに出演し、漫才を披露することだろう。ファンもその日を待ち望んでいるに違いない。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)