タレントの千秋が、約2年間出演してきたテレビ番組『知りたがり!』を3月27日に卒業した。彼女がブログで、最後の出演となった番組でテーマに取り上げた“マインドコントロール”について綴っている。
千秋は2010年4月20日から『知りたがり!』(フジテレビ系)の火曜日に“知りたがりすと”として出演してきた。同番組は4月から午後枠に移り内容も大きく変わる。これまで金曜日に出演していたロンドンブーツ1号2号の田村淳を、月曜から金曜のレギュラーとするのもそのひとつだ。
そうした中で卒業となった千秋が、ブログ『苺同盟』で「知りたがり卒業」と題し、最後の番組の様子を紹介している。苺柄の白いワンピースを着た少女のような姿と花束の写真を掲載して、「お花も頂きました。2年間、凄く楽しかった。スタッフのみなさん、ありがとうございました」と彼女は感謝の言葉を贈っていた。
その中で気になるのが、この日の番組で取り上げた“マインドコントロール”について、千秋が「興味深いテーマだったなあ。よく、自分にマインドコントロールかけてたから」と記していることだ。
番組のコーナー“イチバン知りたがり!”では、「元占い師マインドコントロールを否定」をテーマに社会心理学者で新潟青陵大学大学院の碓井真史教授がマインドコントロールについて解説した。お笑いコンビ、オセロの中島知子に関する「占い師に洗脳されていた」などの一連の報道について検証していったのだが、千秋はそれを聞きつつ自分の体験に置き換えていたというのである。
彼女は童顔の子どもっぽい容姿で人気を得たのだが、その特徴で嫌な思いをしたこともあるのだ。『笑っていいとも!』のレギュラーだった時に新宿アルタの近くで中学生と間違われて、警官から補導されそうになった経験も1度や2度ではない。
また、小学生の頃に教師からセクハラまがいの行為をされたことも明かしている。芸能界に入っても当初は仕事が無く、「ワニ園でワニと添い寝させられた」という過酷な体験もしてきたのだ。
そんな千秋自身から「よく、自分にマインドコントロールかけてた」と吐露されると、彼女の半生を思わずにはいられないのである。“マインドコントロール”とは本人の自覚がない手順で行われると言われる。あえて自分で自分を「マインドコントロールした」と公言する千秋。これは多少異なるかもしれない。千秋の場合は“自己暗示”と言ったほうが適切だろうか。いずれにしろ、彼女が自ら心理的なアプローチをして様々な悩みや困難を克服してきたことには違い無い。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)