エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「ワニに添い寝した」。タレント千秋がデビュー当時の壮絶な扱いを告白。

タレントやデザイナーとして活躍する千秋も、今年で芸能生活が20周年となる。今ではブログでも人気の苺ちゃんの母として、また元夫のココリコ遠藤の話題もトークのネタに使うなどしてバラエティ番組でも貫禄をみせる千秋だが、デビュー当時はかなり苦労したようだ。

千秋が一躍その名を知られたのは1996年にCDデビューした「ポケットビスケッツ」によるところが大きい。同ユニットは当時の人気番組『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』の企画として組まれたものだ。
以降、千秋の人気も上昇してユニットを脱退した後もソロ歌手として活動を続けた。もっとも歌手としてはヒットに恵まれなかったが知名度は高くなっていたのでタレントとして活躍を続けることになる。

そんな千秋だが、『ゴールドラッシュ』(フジ系)というオーディション番組に優勝したことがきっかけで1991年に芸能界入りして、同局の番組『ウゴウゴルーガ』などに出演していた時期があるのだ。8月23日放送のテレビ「ごきげんよう」に出演した際に千秋がデビュー当初の過酷なロケについて明かした。

まだ新人だった千秋は番組のディレクターから指示されると断ることができなかったという。その為に番組関係者の間でも「あいつは何でもやるぞ」ということになり、いろいろなことに挑戦させられたのである。

ある日、ワニ園でワニが何匹もいる中に入れられた千秋は「ワニに馬乗りになってみようか?」と言われてその通りにやった。ワニもおとなしくしていて彼女は平然とワニにまたがってみせたのだ。
するとディレクターは「ワニに添い寝してみようか?」と指示を出し、千秋はワニの横に寝転び添い寝したのである。想像しただけでもどれだけ危険な状況であるか分かるというものだ。
指示内容はさらにエスカレートして「ワニの口にエサを入れてみようか?」ということになった。千秋はこれも言われるがままに手にエサを持つとワニが大きく口を開いたところに入れようとした。するとちょうどその時にワニがくしゃみをしたので口が閉じたのである。
千秋は手をサッと引っ込めたがワニの口先がその手をかすめて、間一髪噛まれずに済んだのだ。
その状況に気づいた飼育員があわてて飛んできて「何をやってるんだ!」と注意したのだが、それに同調するかのようにディレクターも千秋に対して「何をやってるんだ!」と怒鳴ったのだ。

「そんな感じで、出川哲朗さんみたいなことをやらされてたんです」と話す千秋に、共演していたキャイ~ンの天野ひろゆきが「とんでもない! 出川さんでもそんなことはしないヨ」と呆れていた。
ちなみに千秋はこのワニのロケの次には『血清を注射して、まむしの大群の中に入る』という企画を告げられたがその時に初めて断ることができたという。

今の時代、芸人たちが無謀な企画で骨折するなどの事故が続き問題となっているが、20年前にはタレントもそれ以上のことを強いられていたようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)