海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】1歳女児、両親に極度のヴィーガン生活を強いられ“くる病”に(豪)

女児はヴィーガン食を与え続けられていたことでカルシウムやリン酸塩、ビタミンB12やビタミンA、鉄分および亜鉛の欠乏を含む重度の栄養失調を引き起こしていることが判明した。体内のビタミンD濃度が低すぎると骨疾患を引き起こす可能性があるとされるが、女児のビタミンDの濃度は検出不可能だったのだ。医師は、女児の骨はとても脆く折れやすい状態であり、普通に触れただけでも骨折の可能性があることを指摘した。事実、小さな女児の体には全体的に骨折の痕が見つかったという。更に医師は、後に行われたダウニングセンター地方裁判所で、入院していた1か月間も女児はぐったりとした様子で弱々しく、言葉を話すことやハイハイをすることも全くなかったと述べている。

両親は女児が入院してから1週間経った後でも、栄養失調が原因で女児が成長不足になっている事実を否定するメッセージを病院側に送っていた。その後、警察が「なぜ子供の成長をもっと考慮しないのか」と女児の父親に問い質したところ、父親から「女の子だから男の子とは違って小さいものだと思っていた。娘が成長していないことを深く考えたことはなかった」といった返事が返ってきたという。しかし、当時1歳の女児の体重はわずか4.5kgほどしかなく、出生体重の2倍になるには程遠かったようだ。

更に警察は捜査を進めていく中で、両親は女児に予防接種を受けさせておらず、生後の経過観察のための検査も行っていなかったことが明らかになった。また女児は、出生証明書も提出されておらず、医療番号も所持していなかった。その結果、逮捕・起訴された女児の両親は、子供への養育を怠り無謀で重大な身体的危害を子供に加えた罪を認めた。その後、後者の罪に対しては不起訴となったが、両親への判決は1月16日に下されるとのことだ。

現在、子供たち3人は里親ケアの保護下に置かれており、6か月経過した今、1歳7か月になった女児は体重が約6kg増え、ハイハイしたり自分で立つことができるようにもなったそうだ。しかし、今後も医師のセラピー療法や監視は続けられる。このニュースを知った人からは、「親がヴィーガンなのは勝手だけど、子供に強要するものではないだろう。子供が必要な栄養も摂取させずに病気にさせるなんて最低」「この親、ヴィーガンという言い訳をして子供を虐待していただけでしょう。ヴィーガンでももっと口にできるものがあるし、単に調理するのが面倒だっただけなんじゃないの!?」「これはヴィーガン生活とは関係ない。ヴィーガンの子供でも、もっと健康的に育っている子がいるのを知っているわ」「健康的なヴィーガン食生活なら構わないけど、病気になるということは明らかにそんな食生活では不十分ってことだ。結局これって育児放棄だろ」「このニュースに関しては、子供にきちんと食事を与えられない親が悪いのであって、ヴィーガンだから責められるというのは筋違いだと思う。『ヴィーガン食=病気を引き起こす』みたいに書かれているけど、マクドナルドを一日3食食べ続けていても病気になるよ」といった声があがっている。

画像は『Metro 2018年12月24日付「Couple fed infant daughter vegan diet so restricted it gave her rickets」(Picture: MEDIA-MODE.COM)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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