海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】捨てられた犬の飼い主を探すも見つからず 警察官が射殺(英)

この苦渋の決断についてこのように話している。

「動物の死を目にすることは我々にとって常に悲しいものです。犬を射殺するということは慈善団体、獣医などの動物福祉専門家との合同の決断によるもので、致し方ないことでした。獣医にもアドバイスを試みましたが、たとえ犬を保護することに成功しても、攻撃的な性格ゆえ新たな飼い主を見つけることは困難であり、飼い主が見つからないままであれば安楽死ということになってしまいます。警察は麻酔銃キットを持ち合わせておらず、獣医が鎮静剤を使おうとしたものの、近付くことすらできなかったのです。誰も望んでいない悲劇の結果になってしまったことは、非常に辛いことです。我々は、こんなふうに犬を遺棄することは許し難い行為だと思っています。」

しかし犬を射殺したことで、ソーシャルメディアでは警察やRSPCAに対して抗議が殺到した。

「チャンスも与えられずに殺されるなんて酷すぎる。」
「恐怖に慄いているんだから、攻撃的になって当然だ。」
「麻酔銃を使って安全な場所に連れて行くぐらいのことはできたはず。」
「寒い中、飼い主に捨てられて殺されるなんてあまりにも犬がかわいそう過ぎる。」
「警察もRSPCAも恥を知れ!」

『Gazette Live』によると、今回の件に怒りを感じた人たちが、今後は飼い主に捨てられた他の犬が警察に射殺されないようにと署名運動を開始し、「残酷で不必要な対応をすべきではない」として世界各地から11万人以上の署名が集まっている。

画像は『Metro 2018年1月23日付「Police in northern England shoot abandoned dog tied to telegraph pole」(Picture: Evening Gazette)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

1 2