1995年6月に公開となった映画『バットマン・フォーエヴァー』。“バットマン”役のヴァル・キルマーを中心にトミー・リー・ジョーンズ、ニコール・キッドマン、ジム・キャリーという豪華な面々が活躍したが、メガホンをとったジョエル・シュマッカー監督にはちょっとした悩みの種があったことがわかっている。共演のトミー・リー・ジョーンズに嫌われていたことを3年ほど前に告白していたジム・キャリーについて、その様子が改めて紹介された。ジムの態度がとても傲慢で尊大だと話題になっている。
コメディ・トークショー『ノーム・マクドナルド・ライブ(Norm Macdonald Live)』に出演した際に、『バットマン・フォーエヴァー(BATMAN FOREVER)』で共演した俳優トミー・リー・ジョーンズ(71)との不仲を激白していたジム・キャリー(55)。20年以上も前のことだが、『ジム・キャリーはMr.ダマー(Dumb and Dumber)』とジョーンズの『タイ・カップ(Cobb)』が1994年12月のほぼ同時期に全米劇場公開を迎え、ジムの作品は大ヒットしたものの『タイ・カップ』の興行は全く振るわず。これはイヤな予感がするという中で『バットマン~』の撮影が始まったが、重要なシーンの撮影を前にあるレストランでジョーンズと鉢合わせした時の様子をジムは茶化しながらこう説明していた。
「ジョーンズがディナーをとっているテーブルに近づき、『やぁトミー、元気?』って話しかけたら、血の気が引いたのかジョーンズの顔が固まったんだ。24時間寝ても覚めても僕への恨みでいっぱいなんだろうなって感じたよ。ジョーンズは立ち上がるとガタガタと震え始めた。なんとしてでも憎たらしい僕を殺してやりたいって顔に書いてあったね。」
「ジョーンズは僕を抱き寄せて『本当にムカつく奴だ。俺はお前が大嫌いだ』と言うわけだよ。『えっ、何それ。僕の何が問題なの?』と聞き返したさ。じっくりと話を聞くつもりで僕はイスを引き寄せたんだけれど、これも賢明な行動ではなかったね。ジョーンズからは『お前の下品な道化が気に食わない』と言われてしまったよ。」