このほど元「スパイス・ガールズ」のヴィクトリア・ベッカムが『サンデー・タイムズ』の取材に応じ、「GEM」についての思いをこう明かした。

「もちろん、私は彼女達の幸運を祈っているわ。本当よ。」
「だけど彼女達は新たに創った曲を歌うべきだと思うの。だって私達がスパイス・ガールズとして歌った曲は、特別だから。もし彼女達が（GEMとして）スパイス・ガールズの曲を歌ったら、ちょっと悲しいわね。」

ちなみに同じく「GEM」に不参加のメル・Cは、グループ再開とツアー開始の噂を受け8月にこのように語っていた。

「私は死ぬまでスパイス・ガールズのメンバーよ。でも（大ヒット曲）『Wannabe』の発表20周年を祝うべく再結成するかどうか―そんなことをずっと憶測されて、もう疲労困憊って感じなの。」
「バンドが再結成しなきゃならない新たなルールでもあるの？　90年代に素晴らしい業績を残した。それを覚えていてもらうだけじゃ駄目なのかしら。」
「残念ながら、何かが違うって気がしたの。だから自分の直感に従ったわ。」

ヴィクトリア、メル・C抜きでの活動を始めるオリジナルメンバー3人だが、すでに全員が40代になっており、どこまで若手スター達と張り合えるのかなど疑問も残る。スパイス・ガールズのヒット曲にすがれば当然ファンも盛り上がるだろうが、グループの過去の栄光を「そのままにしておきたい」と望むヴィクトリア、そしてメル・Cの想いはとても複雑だ。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）