俳優ウィル・スミスと女優ジェイダ・ピンケット=スミスの息子ジェイデン・スミスは、歌手や俳優として才能を発揮し米ショービズ界のヤングスターとして活躍中。しかしスカートや花の髪飾りを愛用するなどファッションセンスは奇抜で、同じくエキセントリックな言動でファンをドン引きさせてしまうこともあった。そのジェイデンがこのほどメディアの取材に応じ、「言葉を話せない時期から、他人には理解されないと自覚していた」とコメント、幼少期より他人に適応しがたい性格だったと明かした。
赤ちゃんの頃より「自分は人とは違う」という違和感を抱いてきたという18歳のジェイデン・スミスが、『Variety』誌の取材に応じこう語った。
「ずっと、人とは違う人生観を持って生きてきたんだ。」
「誰も俺を理解しない。それはずっと分かっていたことさ。そう、言葉が話せるようになる前からね。だから大人しくしていたのさ。俺は落ち着いていたし、ひとりが多かった。他の子達とは人生観が違うと分かっていたし。彼らの俺に対する態度で、(自分は人とは違うんだと)分かったのさ。」
そんなジェイデンも、今では「クレイジーと思われることは光栄なこと」と感じているのだそう。昨年秋には『GQ』誌の取材に応じ、以下のように語っていた。
「かのガリレオだって、クレイジーって言われていたんだぜ。なあ、俺の言ってる意味が分かるだろ?」
「いつかは学校をつくるよ。しかも世界規模でね。アメリカに2校、ヨーロッパに2校、中国やインド、ロシアやアフリカなんかにも同時にね。」
ビッグな発言と奇抜なファッションで物議を醸しているジェイデンにつき、父ウィル・スミスはラジオ番組で「完全に怖いもの知らず」「親としてはマジで恐ろしいと思うことがある」と語っていた。思春期真っ只中のジェイデンの迷走と父ウィルの苦悩は、まだしばらく続きそうだ。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)