「バックストリート・ボーイズ」の人気者ニック・カーター(33)を兄に持ち、自身もかつてはアイドル歌手として華々しい活躍をしていたアーロン・カーター(25)がついに破産を申請した。今年は数年ぶりにツアーを開催、華麗なるカムバックを目指し始動していたものの、多額の負債を返済するほどの稼ぎはなかったもようだ。
1997年より本格的な芸能活動を開始したアーロン・カーター。その直後にリリースしたアルバムは飛ぶように売れ一気にアイドル歌手としてブレイクするも、ここ数年は目立った活躍がなく“かつてのアイドル”と呼ぶメディアも多かった。
そんな中、アーロンは2004年以来初となるツアー『After Party Tour』を開催。アーロンはナイトクラブや小さな劇場、カフェといった場でショーを開催してきたが、6月には「複数の男たちに殴られた」と主張しメディアに大騒ぎされた。しかも同情されるどころか、「ショーの客集め目的のヤラセではないか」などと一部メディアに叩かれてしまうしまつ。その後も地道に活動を続けるも再ブレイクには至っておらず、ついには破産を申請することになった。
この決断について、アーロンの代理人は『E!News』にこのように明かしている。
「人生とキャリアを前向きに進めるためにも、過去に抱えた問題を軽くする必要があり破産を申請しました。」
今回の免責を求めた負債は、多くが10年以上も前、つまりアーロンが未成年で財産管理ができなかったときに抱えたものだという。また『E!News』の入手した書類によると、現在アーロンの資産は80万円超。毎月の収入額は約20万円で、月々の出費はそれをわずかに上回っているそうだ。アーロンの負債額はすでに2億円を超えているというから、到底借金返済は不可能である。
90年代に大ブレイク、トップスターとしてショービズ界を牽引していくはずだったアーロンの破産申請に、「スーパースターのジャスティン・ビーバーも同じ運命をたどりそうだ」と多くの音楽ファンがネットに書き込んでいる。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)