エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】ダウンタウン・浜田“夫として父親として”の素晴らしさを、妻・小川菜摘が語る。

お笑いコンビ・ダウンタウンの浜田雅功(50)の妻である小川菜摘(50)が、テレビ番組で恋人時代の甘酸っぱい思い出から子育てに関する夫婦の考え方を語った。また“金目当ての結婚だった”と彼女に対する中傷に対しても、ハッキリ否定していた。

プライベートでも仲が良い小川菜摘野沢直子(50)、そして清水ミチコ(53)の3人が顔を揃えたのは、9月15日放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)。1988年から1991年まで放送された『夢で逢えたら』で浜田と共演していた野沢と清水は、この頃に大阪と東京で遠距離恋愛をしていた2人のこともよく知っていたそうだ。

夢で逢えたら』放送開始直後のダウンタウンはまだ大阪が拠点で、本格的な東京進出を果たしていなかった。東京で女優として活動していた小川と浜田が出会ったのは、関西ローカルで放送されたテレビドラマでの共演がきっかけである。それから2人の東京と大阪の遠距離恋愛が始まったのだが、会える時間は本当にごくわずか。『夢で逢えたら』は時間がかかるコント番組なので、収録はいつも予定より大幅に時間が延びていたそうだ。せっかく浜田が上京してきても2人が会えるのは、大阪に帰る新幹線の発車時間までの1時間というのは珍しくなかったという。「あの頃はテレビ局から駅まで向う車内でしか会えないこともあった」と、小川は振り返る。

だがやっと結婚できても、生活は苦しかったという。結婚と同時に小川は浜田と同じ吉本興業に事務所を移したが、月収は彼女の方が多く、おまけに浜田は会社に借金があったらしい。それから夫婦で必死に働き、子どもが産まれると小川はしばらく子育て中心の生活を送っていた。そして現在は長男がミュージシャン、次男は映像の勉強のために海外へ留学している。

その浜田家の子どもたちは恵まれた環境のもと、裕福な生活の中で育ってきた。だがこの生活は“親が苦労して頑張った結果”であり、当たり前にあるのではないと言い聞かせていたそうだ。「親の人生と子どもの人生は別」だとする浜田家の子育ての方針であり、本当の子どもの幸せを考えた親としての決断である。

昨年の夏、26年ぶりに女優として舞台に立った小川。その舞台を見に来てくれた夫は「お前はこれがやりたかったんやな」と言い、「これから、やり」と励ましてくれたという。女優として輝きたいという妻の望みを、浜田は心から応援しているのだ。

小川や野沢も、そして清水も50代になった。もう若さは無いが、幼い子を抱えるママタレントにはない余裕が感じられる。それぞれの道で人生経験を生かし、円熟した芸が見られることが楽しみである。
(TechinsightJapan編集部 みやび)