アフリカ発!Breaking News

writer : flynn

【アフリカ発!Breaking News】ジャグジーに300時間入る世界記録に挑戦。この男性の目的は?(南ア)

南アフリカの63歳の男性が300時間ジャグジーに入り続け、世界記録に挑戦した。彼の目的はHIVエイズ基金を集めるためだった。彼自身もHIV保持者であり、HIVエイズを広く認識してもらうための涙ぐましい努力をしていたのだ。

ヨハネスブルグにあるショッピングモールで、ジャグジーに横たわるアンドレ・ファンジジさん。300時間ジャグジーに入るという記録への挑戦は6月12日から始まった。長時間水に入るので体温保持のためウェットスーツを着込み、時にはふやけた足をマッサージしてもらいながら入り続けた。休憩は1時間ごとに5分、シャワーやトイレなどもこの間に済ませなければならない。つらいのは睡魔が襲ってきた時だったという。腕に頭を乗せて眠るのだが、浴槽に頭をつっこみ目が覚めてしまうのだ。

ファンジジさんがこの記録に挑戦する目的はHIVエイズの認識をより深めてもらうため、そして募金集めだった。彼はこれまでにも数々の挑戦をし、HIVエイズ啓発に努めてきた。お寿司を10分間に150個食べる、長距離サイクリング、テーブルマウンテンにローラースケートで登るなど、現在までに彼が保持している世界記録はなんと35もある。今回はHIVエイズの情報や兆候、感染経由などが記載されたパンフレットをジャグジーから配ったり、新聞などにも掲載されたために効果はあったようだ。

ファンジジさん自身もHIV保持者であり、陽性と診断されてからすでに数十年が経つ。「HIVは死刑宣告ではない。感染したからといって墓場を探すのではなく、何か自分にできることを探すんだ」と彼はコメントしている。

6月24日午後2時、記録を達成したファンジジさんのツイッターには、ウェットスーツ姿の彼が若い美女たちと写った写真が掲載されている。
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)