大型スーパーの地下駐車場で、窃盗目的で侵入した車内から出られなくなっていた男が逮捕された。運転していた女性が車を降りた直後に男は車内に侵入したが、女性が気付かず外からオートロックをかけたため、閉じ込められてしまったという。

『連合新聞網』によれば、逮捕されたのは花蓮県に住む窃盗常習犯の男（32歳）で、15日夕方、花蓮市にある大型スーパーの地下駐車場に停まっていた高級車に窃盗目的で侵入した。男の供述によれば、運転席の女性が降りて後部座席のこどもを降ろしている隙に開いていたドアから車内に侵入したという。しかし、車のオートロックは内側からもドアを開けることができなくなる防犯システムのものだったため、男は車外へ出られなくなった。

窓をたたいて助けを求める男に気付いた警備員が警察に通報し、窓ガラスを割って男を救出した。男は当初、車の持ち主の知人を装ったが、買い物から戻った女性の証言でウソの供述であることがわかった。

男は窃盗罪で送検されるとともに、車の修理代が請求されるということだ。
（TechinsightJapan編集部　片倉愛）