イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達・番外編】“エボニー・アイズ”のボブ・ウェルチが拳銃自殺。「フリートウッド・マック」でも活躍。

伝説のロックバンドとして今なお高い人気を誇る「フリートウッド・マック」に4年ほど在籍し、バンドの音楽性を大きく変えた1人と言われているポップ・シンガーのボブ・ウェルチ。彼が拳銃自殺により66歳で死亡した。

7日の午後12時15分頃、テネシー州ナッシュビルの自宅で、自ら胸に銃を当てて引き金を引いたと思われるウェルチの遺体を、1985年に彼と結婚した妻ウェンディ・アーミステッドさんが発見し、すぐに通報した。

ウェルチは「フリートウッド・マック」には71年から約4年間在籍。元はブルース色の濃かった同バンドが、彼のお陰で徐々にポップロックという別の音楽性をも備えるようになり、在籍中には1枚のプラチナ・アルバム、2枚のゴールド・アルバムが生まれている。バンドのその後の発展を考えると、ウェルチの加入には大きな意義があったと言えるであろう。ソロ活動になってからのウェルチは、“Ebony Eyes”や“Sentimental Lady”といったメロディアスな曲でヒットを放っている。

元祖小悪魔系女性ロックシンガーとして、すでにカリスマ的存在となっている「フリート…」の女性ヴォーカリスト、スティービー・ニックス(64)は彼の死についてこう語っている。

「あまりにもショックです。彼がバンドを辞めて、私とリンジー・バッキンガムが加入するようになった後も、彼とは良いお付き合いをさせてもらっていました。最高のギタリストであったばかりか、周りの人をよく笑わせてくれる本当にいい人。頭の良い人でもありました。なんとお悔やみを申し上げて良いのか、あまりにも悲しすぎます。」

最近の彼は健康面で問題を抱えていたといい、遺体のそばに遺書があったことから、自殺ということでほぼ間違いないとナッシュビル署のドン・アーロン広報担当官は話している。大変残念な形で生涯を閉じてしまったウェルチだが、彼の才能と輝かしい功績を称え、安らかなる眠りを心から祈りたい。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)