イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】ワールドツアー直前リハ、超真剣なマドンナがダレ気味のダンサーを引っ張る。

いよいよこの31日、マドンナのワールドツアー『MDNA』がイスラエルはテルアビブを皮切りにスタートする。マドンナにとっては最終調整、真剣なリハーサルが行われている様子だ。

先週テルアビブに到着したマドンナご一行。27日には滞在先のホテルの窓辺でキャッチされたマドンナの様子をご紹介したが、今回はリハーサル風景について。地中海に面した5月のテルアビブは乾期にあり、気温は18度から25度という大変カラッとした過ごしやすい時期とのこと、しかし日照りはカンカンだ。

コンサート会場である「Ramat Gan Stadium」で26日、バックダンサーたちは肌を思い切り出したスタイルでリハーサルに臨み、汗を発散させた。だが、熱がこもってしまうことに体を慣らしておかなければとばかり、マドンナは本番通りの重厚なコスチュームで現れ、エネルギッシュなパフォーマンスを見せる。誰よりも先に会場に到着し、最後まで残る総責任者のマドンナ。完璧主義である彼女の表情は常に真剣であり、ダンサーたちもウダウダしてはいられない、ただではない緊張感を肌で感じているはずだ。

“クイーン・オブ・ポップ”であるマドンナもすでに53歳。だが、それを感じさせないパワフルなステージは本当に見事。全ては手抜きのない完璧なリハーサルから生まれる成功であり、中堅のアーティストにありがちな経験からくる自信や勘、天性の才能といった称賛の言葉に慢心している様子は、年齢とともにかえって見られなくなっている。

若い人々を動かそうと思ったら口先だけではダメ、上の者が見せる真剣さと行動力で下を引っ張るのが一番である。また競争の上、高いお金を支払ってチケットを入手している観客の期待に必ず応えたい、そういう責任感やプライドがあるマドンナ。彼女と一緒の仕事からダンサーやクルーが学ぶものは本当に多そうだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)