アフリカ発!Breaking News

writer : flynn

【アフリカ発!Breaking News】「電車代値上がりで通勤できない」。電気、ガソリン、電車代のトリプル大幅値上げに貧困層の不満が爆発寸前か。(南ア)

貧富の差が相変わらず激しい南アフリカ。その貧しい層にさらなる追い討ちをかける事態に人々は騒然となっている。電気、ガソリン、電車代までもが大幅に値上げすることが発表された。

まず、電気代だが、4月中に少なくとも16%値上げすると政府は発表した。現在国民の25%が電気のない生活をしていると言われている南アフリカ。今後この値上げによって、その数も増加しそうだ。

さらにガソリン代が4月4日から大幅に高騰。海沿いのところで1リットル当たり66セントの増加、内陸部では71セント増加する。車を満タンにするのに、およそ20ランド(約210円)から30ランド(約320円)が余計に必要になる。来月には再度大幅な値上げがあるとも言われている。ガソリンの値段高騰は物価の高騰にもつながるため、生活費がさらに切りつめられることになる。しかし、今回はこれだけでは終わらない。さらに消費者を苦しめる値上げ計画が発表された。

2010年に33%の運賃値上げをしてから明らかにサービスが落ちたと言われている「メトロレール」だ。メトロレールは南アフリカ旅客鉄道公社が運営する鉄道で、今年の5月から値上げをすることを発表した。南アフリカの通勤手段でもっとも低コストなのが電車だ。メトロレールには2種類あり、ファーストクラスとサードクラスがある。料金は、サードクラスはファーストクラスのおよそ半額。しかし、その料金が片道切符でおよそ1ランド(約11円)、1週間分の定期で8~14ランド、1月分の定期で30ランド値上がりする。「サービスがよくなるのなら、値上げには賛成」という声もあるが、給料の増加が見込めない低所得者層にとっては、厳しい現実だ。

経済学者は「電気代やガソリン代の値上げは消費者にとっては厳しい出来事。給料の増額がない限り消費者の財布の紐はきつく締められるだろう。特に節約のしようがない通勤に必要な電車代は消費者に打撃を与えるだろう」と述べている。特に貧困層にとってはシビアな問題で、電車代が払えず仕事に行けないという人も続出するだろう。日本とは気候が逆で、5月から8月が冬季になる南アフリカ。まもなく電気がますます必要な季節がやってくる。今回の物価上昇の影響がどのような形で出てくるのか。現地では、貧困者、失業者や若者が政府に対して爆発するのも時間の問題だろうと言われている。
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)