本場のイギリス英語が、思わぬ仇になった。オーディション番組「Xファクター」の米国版へ出演の決まっていたシェリル・コールが、突如降板されることになった。イギリスではトップスターのシェリルだが、「Xファクター」米国版を降板する理由は、彼女の話す「イギリス訛りの英語」だという。
先日シェリル・コールが、米国版「Xファクター」の審査員から外されることが明らかにされ、この突然の降板に大きな波紋を呼んでいる。当初はこの番組降板の理由が、「Xファクター」に出演している他の審査員との相性だとされていたものの、実はシェリルの話す英語に原因があった。
海外芸能ニュース「TMZ」が報じるところによると、「Xファクター」のプロデューサーが、 シェリルの話すイギリス英語が、アメリカの視聴者には不明瞭で聞き取りづらいためと説明したことを報じている。
日本語が地域によって方言が変わるように、アメリカ英語とイギリス英語においても、アクセントや言葉の意味が変わる。特にシェリルの話すイギリス英語は、イングランド北部で使われている「ジョーディー弁」。以前、番組の「同僚」でもある名物プロデューサー、サイモン・コーウェルも「彼女のアクセントには我慢しなければならないかもしれないよ」と、シェリルの英語が聞き取りづらいことを示唆する発言をしている。
もともと、イギリス版「Xファクター」で審査員として出演していたシェリル・コールは、今月初めにアメリカ版への出演が決まったばかり。シェリル自身も当初は「アメリカ版のXファクターに出演することが決まって、とても興奮しているわ。」と高まる気持ちを語っていた。実際に彼女は、アメリカへの移住を考えており、ロサンゼルスに家を買うことも検討していることを明らかにした矢先の降板となった。
しかし、アメリカ版での降板が決まったため、イギリスに帰国することは避けられない。2週間前にはすでに番組の撮影自体も行われており、シェリルは今回の降板には不満な様子だという。
一方、彼女の番組降板後には、歌手で女優でもあるニコール・シャージンガーが審査員になることに。シェリルが既に帰国したのかどうかについては、まだ確認されておらず、彼女の広報も、今回の降板についての詳細なコメントは控えている。
(TechinsightJapan編集部 クローン中山)