writer : eri

【ドラマの女王】「よくぞここまで・・・」。SMAP『毒トマト殺人事件』の影の主役はアノ俳優。

先日放送されたSMAP主演のドッキリドラマ『毒トマト殺人事件』。このドラマはお正月に放送された『SMAPがんばりますっ!!』から生まれた企画である。SMAPも知らないうちにドラマが出来あがっていたのだが、主役のSMAPよりも一際目立っていた人物がいたのだ。

おそらく業界初であろうドッキリドラマ『毒トマト殺人事件』。ドラマ自体は1時間と少し物足りなさを感じてしまったが、SMAPが演じていないのにドラマが成り立っていたという意味では、素晴らしい出来だったのではないだろうか。

『SMAPがんばりますっ!!』でSMAPの5人がそれぞれの企画にチャレンジしているのと同時進行でドラマは制作された。刑事役の俳優が中居正広に見つかるというアクシデントもあったようだが、スタッフがとっさにごまかし、ばれることはなかった。

そんな中、キラリと光ったのが俳優の温水洋一だ。「トマト生活」をしている木村拓哉が座っている椅子の中に隠れて木村の行動をチェックしたり、カラオケボックスで歌い続ける稲垣吾郎のカラオケ採点機の中に隠れて稲垣の行動をチェックしたり。そんなところに居て、よく見つからなかったなと思える場所に現れるのだ。

ドラマ『月の恋人』でも木村と共演している温水だが、今回の『毒トマト殺人事件』のことは何一つ木村に話さなかったという。それだけ、極秘に作られたドラマということだろう。

SMAPのメンバーも語るように、ドラマとして撮影したものではないこの映像を、よくぞここまで上手くドラマに仕立てたものだと感服してしまった。

スタジオに極秘に集められてこのドラマを観ていたSMAP。木村が「まさか、このスタジオにぬっ君(温水)来てないよね」と温水の存在を気にしていた。ドラマが終わり、SMAPがスタジオから出た後、温水が登場。彼はSMAPに気付かれないようにカメラマンに扮し、SMAPを撮っていたのだ。やはり、このドラマの影の主役は温水と言っていいだろう。
(TechinsightJapan編集部 瑛里)