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タイの田舎では、電気ショックの方法によって、ネズミを捕獲する農家がまれにある。毎年、この電気ショック方法にて、逆に人間がショック死してしまうケースが多くあり、法律上でも禁止されている。それでも、電気ショック捕獲法を続けている驚きの理由とは?
タイの田舎には、ごくまれに、周囲が電気線で囲まれた田んぼがある。これは、田んぼの中にいるネズミを、電気ショックによって捕獲するためのものである。
というのも、タイでは、田んぼのネズミが食用として高値で売買されているからなのだ。タイ国民の中には、好んで田んぼのネズミを食す人がいるのである。
そこで、ある農家では田んぼに電気線を張ってネズミを捕獲するのであるが、その効果は絶大らしい。多いときには、一晩で、数百キロ捕獲できることもあるという。
ただし、この電気線によって、人間がショック死してしまうケースも毎年多くあり、実は法律上禁止されている。それでもこの方式を農家がやめないのは、その絶大なる効果のためであろう。
ところが、この電気ショック捕獲は効果が絶大な分、捕り尽くすスピードも速く、ネズミは減少の一途をたどっているという。そのため、近年、田のネズミは高値になってきており、それを食すことが出来るのは、相当にネズミが好きで、かつ、お金をもっている一部の人々に限られてきている。
我々日本人にはネズミを食べるという習慣がないため、それが高値で取引されていることには驚かされる。しかし、外国人が生きたままの魚を踊り食いする日本人を見て仰天するのと同様のことであり、それぞれの食文化や歴史、風土の違いの問題といえよう。自国の価値観を基準にして、ネズミを食うからタイ人は野蛮だ、おかしいなどと考えるのは、まったくもってお門違いなのだ。
ただし、タイの田舎を歩く際には、田んぼの電気線に少なからず注意したほうがよさそうではあるが。
(編集部:若曽根了太/From Bangkok)
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