「オーストラリア放送協会(Australian Broadcasting Corporation、以下ABC)」の朝のテレビ番組「ニュース・ブレックファースト(News Breakfast)」で13日、気象予報士の男性が生放送中にパニック発作を起こした。男性は息切れし、緊張しているように見えたが、その後の“神対応”に称賛の声が寄せられている。豪ネットメディア『Sky News Australia』などが伝えた。
13日朝、豪メルボルンのスタジオで生放送中、「ニュース・ブレックファースト」の気象予報士ネイト・バーンさん(Nate Byrne)が突然、パニック発作を起こした。
その日、カメラに向かってクイーンズランド州の天気予報を伝えていたネイトさんは突然、「ここで一時中断する必要がある」と語り、「私が時折、パニック発作に見舞われるのを知っている人もいると思うけど、今まさにそれが起きている」と緊張した面持ちで伝えた。さらに番組の共同司会者を務めるリサ・ミラーさん(Lisa Millar)には「後を引き継いでもらいたい」とお願いし、カメラはすぐにリサさんに切り替わった。
こうして突然振られたリサさんだが、たじろぐ様子もなくさわやかな笑顔で「もちろんよ」と答え、ネイトさんが2022年、自身のパニック発作について執筆し、記事を「ABC」のウェブサイトで公開していたことを明かした。そして「彼がパニック発作についてオープンにしていることは素晴らしい」と語ると、このように続けた。
「彼が発作について初めて語った時、みんながこう言ったものよ。『あ~。神様、ありがとう。ネイトは完璧だと思っていたけど、そうではなかった。そして今、発作についてこうしてみんなとシェアしてくれているわ!』とね。」
「私たちは今後、彼の記事をSNSに再投稿するつもりでいるの。テレビの生放送中、脳や体にどんなことが起きるのかを理解するためにも、ぜひ読んでみて!」
なおネイトさんは、その日の生放送が終わる前には体調が戻り、カメラの前でリサさんたち同僚に感謝の言葉を述べ、「今日のことで誰かを怖がらせてしまったらごめんなさい」と謝罪した。
するとリサさんが、