米ミネソタ州で先月24日、「マンションの12階から猫が投げ落とされた」という通報が動物保護管理局に届いた。猫は2本の脚や両顎を骨折する重傷を負ったものの、奇跡的に一命を取り留めた。現在は動物保護団体のもとで暮らしており、酷い目に遭ったにもかかわらず、喉を鳴らしてスタッフに甘えているという。米ニュースメディア『People.com』などが伝えた。
米ミネソタ州スティルウォーターを拠点に活動する動物保護団体「Home For Life Animal Sanctuary(以下、HFL)」は今月2日、保護した猫に関する情報を公開した。
保護されたのは猫の“リュ(Rue、1)”で、同州ミネアポリスにあるマンションの12階バルコニーから投げ落とされ、コンクリートの地面に叩きつけられたという。
リュが落下した瞬間を目撃したステイシー・ハリスさん(Stacy Harris)は、「猫はコンクリートの上に落ちたんです。今、この話をしているだけでも心臓がドキドキします。だって猫が落ちたんですよ?」と信じ難い光景を目撃した当時を振り返る。
ステイシーさんは目撃していた近所の人と一緒に、同州の動物保護管理局へ通報した。リュは奇跡的に一命を取り留めたものの、2本の脚と上下の顎を骨折する重傷を負った。
同局はリュの面倒を見てくれる人を探したが、重傷で治療費は高額になることが予想されたため、名乗り出る人はいなかった。このままでは安楽死の選択肢しかなかったが、