海外発!Breaking News NEW!

writer : ac

【海外発!Breaking News】「ママを埋葬したい。どうか助けて」線路脇でポスターを掲げる11歳少年に寄付集まる(米)

11歳の少年の噂が小さな町で拡散するのにさほど時間はかからなかった。

白いポスターには黒いペンで大きく「ママを埋葬したい。どうか助けて欲しい!」と書かれており、多くの人の心を動かした(『New York Post 「Georgia boy stands next to railroad tracks with sign to raise money for mother’s funeral: ‘Please help bury my Mama!’」(Rajeshkumar Miniyar / Facebook)』より)

ジョージア州のニュースメディア『11Alive』のジャーナリスト、ケイトリン・ロスさん(Kaitlyn Ross)によると、ケイデン君の行動は多くの人の心を動かしたようで、シャノンさんの墓地は親切な人によって寄贈され、葬儀場には「葬儀代を全額負担したい」と電話をかけてくる人が相次いだという。

また「GoFundMe」には、目標額約108万円(7100ドル)のところ、日本時間25日の時点で約1171万円(7万6811ドル)が集まっており、葬儀は27日に予定されている。

さらにケイデン君は、後見人となったジェニファーさんと一緒に暮らし始めており、ジェニファーさんは「余ったお金は全てケイデンの将来に使う」と約束。サイトの中で次のように綴っていた。

「寄付をしてくれた人、ありがとう…。ケイデンの叔母ジェシカ・ディヴィス(Jessica Davis)と私は、あの子が同年齢の子供たちが楽しんでいるスポーツやキャンプなどができるようにしっかりと見守っていくわ…。」

「実は私たちは今日、彼をスーパーマーケットチェーン『ウォルマート』に連れて行き、ベッドセットや必要なものを数点購入したの。そして店を後にした時、叔母がケイデンに『あなたはどうしてそんなに嬉しそうなの?』と尋ねたところ、あの子はこう答えたの。」

「『僕とママはお金があまりなかったからね。僕たちは貧乏だった。だからこんなものを買ったことがなかったんだよ』とね。でもケイデンが購入したのは、ベッドセットと歯ブラシと枕カバーだけだったの。それなのにあの子はとても感謝していた。みんな、彼を笑顔にしてくれて本当にありがとう。」

なおネットの死亡記事によると、シャノンさんは祖父母に育てられたそうで、10歳までは2人を実の親だと信じていたという。独立してからは5人の子供の親権を維持することに苦労していたが、ケイデン君の親権は決して諦めず、どんなに人生が大変な時でも子供たちのことを心から愛していたそうだ。

今月8日、突然心停止を起こし、一度は蘇生されたものの、18日に病院で死亡したシャノンさん。保険に加入していなかった(『New York Post 「Georgia boy stands next to railroad tracks with sign to raise money for mother’s funeral: ‘Please help bury my Mama!’」(Shannon Mount / Facebook)』より)

そしてこのニュースには、次のようなコメントが寄せられた。

「心が痛む。私も9歳で母を失い、人生が変わった。彼がたくさんの支援を受けて、経済的な重荷を背負わずに済むように祈っている。」
「悲しいことに、貧しさゆえ愛する人を埋葬できない人はたくさんいる。困難な時代になったものだ。」
「11歳で母を亡くすなんてかわいそうに。彼が困難を乗り越え、強くなれるように願っているよ。」
「この子は素晴らしい。GoFundMeで寄付をしたよ。」

ちなみに今年4月にも米アラバマ州で、母を亡くした7歳の女児が「ママの墓石を買いたい」とレモネードスタンドを始め、地域の人たちの協力で大きな成功を収めていた

画像は『New York Post 「Georgia boy stands next to railroad tracks with sign to raise money for mother’s funeral: ‘Please help bury my Mama!’」(Aubrey Tucker / Facebook)(Rajeshkumar Miniyar / Facebook)(Shannon Mount / Facebook)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

1 2