豪ニューサウスウェールズ州ノース・ウーロンゴンの防波堤で今月上旬、女児が大波に足をさらわれて荒れ狂う海へと転落。これを見た父親が迷うことなく海に飛び込んだ。2人は救助され命に別状はなかったが、当時海は大荒れで、危険な防波堤に足を踏み入れた父親の行動が物議を醸している。豪ニュースメディア『7NEWS Australia』などが、当時の動画とともに伝えた。
防波堤での事故が起きたのは6日、日中のことで、ノース・ウーロンゴン一帯は前夜、強風が吹き荒れ、洪水注意報が発令されていた。
そのため6日は海が大荒れで、カメラは事故直前、防波堤右側に設置されていた消波ブロックに大波が容赦なく打ちつけ、大きな水しぶきが上がる様子を捉えていた。
そんな危険な状況の中、防波堤に現れたのは白いワンピースを着た幼稚園児くらいの女児で、そのすぐ後ろを父親が走って追いかけていた。
そして撮影者と思われる男性が、親子を見て「なんてことだ。あの子は流されるぞ」と呟いた直後、防波堤に大波が押し寄せ、女児の姿は一瞬で見えなくなった。
女児は手すりの間から海に転落してしまったようで、父親はその後、躊躇うことなく手すりを越え、海へとジャンプ。背後では、