「暴風警報が発令され、危険だと分かっていながらなぜ?」と、思わず首を傾げてしまうようなニュースがイギリスから飛び込んできた。英ヨークシャー州のニュースメディア『YorkshireLive』などが、荒れ狂う海の岩場で釣りをした挙句、海に投げ出された男女のカップルの話題を伝えた。
英ノースヨークシャー州にある海辺の町、ソルトバーン・バイ・ザ・シの港で10月29日午後4時頃、釣りをしていたカップルが海に投げ出された。
目撃者の男性Bさんによると、2人が釣りをしていたステイス・ハーバーは当時、酷い嵐に見舞われて強風が吹き、かなり危険な状態だったという。
事故直前に撮影されたと思われる当時の写真を見ると、2人は手すり付きの堤防に立っているものの、水位は高く海水が流入しているのが分かり、Bさんは憤りを隠せない様子で当時のことをこう明かした。
「2人は岩の上で釣りをしていてね。大波がきたと思った次の瞬間、姿が見えなくなったんだ。」
「2人がどのように岩から落ちたのかは分からないけど、大波に呑まれて海に投げ出されたのだろうと思う。ただ手すりにはぶつからずに済んだようだった。」
そうしてBさんが気付いた時には、2人は堤防そばの海中にいたそうで、続けて「彼らがどのように堤防に辿り着いたのかは分からない。でも女性が手すりの一部に片手をかけ、辛うじてぶら下がっているのが見えてね。男性は流されまいと必死に女性にしがみついていた」と緊迫した状態であったことを説明した。
2人はその後、