ドイツ北部の湾岸都市ハンブルクを流れるエルベ川で今月17日、通勤客らが乗ったフェリー正面の窓ガラスが割れ、大波が内部に押し寄せた。ドイツ北部は当時、暴風雨警報が発令されており、航路はかなり荒れていた。『Marine Insight』などがフェリー内部の衝撃映像とともに伝えた。
セバスチャン・エバールさん(Sebastian Eberle)が17日、Twitterに投稿したフェリー“トレロー(Tollerort)”の衝撃映像が拡散している。
乗客10人ほどを乗せてエルベ川を運航中だったフェリーはその日、ドイツ全域に強風と大雨をもたらした“ストーム・ダドリー(Storm Dudley)”の影響で大揺れ。カメラは大波がフェリー正面の窓ガラスを突き破り、船内に勢いよく流れ込む様子を捉えた。
動画ではフェリー前方に乗客が5人ほど座っているのが確認でき、大波が正面に迫った直後に窓ガラスが割れ、大きな音とともに大量の水が勢いよく流れ込んだ。
これにより一番前に座っていた乗客は水をもろにかぶって椅子から転落、女性の悲鳴も聞こえる。さらにカメラは後方に座っていた乗客が荷物を持って逃げ出す様子を映し出しており、フェリーの床は水浸しだ。
この事故で、