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writer : kanna

【海外発!Breaking News】「あまり会いに来てくれなかった」孫5人、わずか9,500円の遺産相続に激怒し訴訟起こす(英)

高等法院に訴えた。

5姉妹と両親。5姉妹は、父フレデリック・ジュニアさんが存命なら祖父の遺産の3分の1を受け取ることができたはず。その分は孫である私たちに相続する権利があると法廷で主張したが…(『『Daily Mail Online 「Mother of five sisters each left just £50 of their grandfather’s fortune - because he was upset they didn’t bother to see - him speaks out about bitter family feud」』より)

5人は訴訟で、2018年の遺言書は病気の祖父が叔父のテレンスさんに脅迫されて作らされ、遺言を強制されたと主張した。また、晩年のフレデリック・シニアさんを介護してきた叔母のスーザンさんに関しては、祖父に対して「不当な影響力」を及ぼしていたと非難した。

姉妹側の証人も「故人は、テレンスさんとスーザンさんのどちらか一方、あるは両方から金銭を要求された」、「テレンスさんが故人に身体的暴力を振るったという話を聞いた」、「故人は晩年、息子のテレンスさんを怖がっていたようだ」と証言していた。

数年を要した裁判であったが、現地時間2月26日にジェームズ・ブライトウェル裁判官(Master James Brightwell)は、2018年の遺言書について「理にかなっている」との判決を下した。

判決でブライトウェル裁判官は、「2015年に父親が亡くなって以来、娘5人が祖父とあまり会っていなかったことを踏まえ、2018年の遺言書は筋の通ったものだと判断した」と述べた。

また、「テレンスさんがフレデリック・シニアさんに何かを強制したり、スーザンさんがコントロールしていたとする証拠は、説得力に欠けていた」と続けた。

病院に入院していることを知らされていなかったため、5姉妹は面会に行かなかったが、それは入院の頻度が高かったためであり、また「いずれにしても当事者間の連絡が途絶えていたため」だと裁判官は断じた。姉妹は“失望した”祖父をごくたまに短い訪問をするだけだった一方、祖父は息子のテレンスさんとは親しく良い関係で、スーザンさんは彼のフルタイムの介護者だった。

フレデリック・シニアさんは特に、曾孫娘の1人の結婚式の際に連絡が取れなかったことを腹を立てており、「ウエディングケーキの1つも送られてこない」と不満を言っていたという証言もあった。

裁判官は5姉妹の訴えを棄却したが、「だからといって、本質的に仲間はずれにされたことに落胆する原告の気持ちが理解できないわけではない」と述べ、「遺言者の子が遺言者より先に死亡している場合、遺言者は遺留分をその子の子に等しく相続させるべきという見解もある」と彼女らの心境を慮った。

5姉妹と叔父叔母の判決文書。会いに来てくれない孫たちに失望し、遺言書の内容を変更することがあっても当然だと、裁判官は姉妹の訴えを退けた(『Selborne Chambers 「Gowing and Others v (1) Terence Arthur Ward (2) Susan Wiltshire [2024] EWHC 347 (Ch)」』より)

なお、ある関係者は、5姉妹の母でフレデリック・ジュニアさんの妻アンさん(Ann)が判決に対し「亡くなった夫がまだ生きていたら、娘たちがこのように相続放棄されたことに絶対に憤っていただろう。これでは夫が浮かばれない」とこぼしていたと英ニュースメディア『Daily Mail Online』に独占的に語った。この人物は「裁判官の判決については、問うべき深刻な疑問がたくさんある。アンは、いくつかの重要な証拠が十分に考慮されていないようだと信じている」とも、述べた。

英ニュースメディア『The Sun』でも、姉妹たちは(敗訴により)双方の訴訟費用を支払わなければならないため、裁判官の評決に対して控訴する余裕はないと、関係筋からの話として報じている。

今回のニュースについて、SNSではこんな声があがっている。

「遺言書ほど人の本性をむき出しにするものはないよね。遺言書に書かれているのなら、その人の意思を尊重しよう。簡単なことでしょう。」
「彼のお金、彼の選択。」
「50ポンド貰って、数千ポンドを訴訟で使い、そして敗訴した。カルマとは美しいものだ。」
「お爺さん、お見事。50ポンドしかもらえなかったと気づいた時の彼女らの表情が見たかったですね…。最後に笑ったのはお爺さんです。」
「遺言書のあるところ、貪欲な親戚あり。」
「遺言は争われるものではなく、尊重されるべきものだよ。」
「名裁きだ。遺言が覆される可能性があるのなら、遺言に何の意味があるっていうんだい?」

ちなみに今年1月には中国で、3人の子どもに遺産を相続させるつもりでいたが、体調を崩した際に誰も面倒を見に来てくれなかったことから、唯一の癒しとなったペットたちに財産を残すことを決めた女性がいると話題になっていた

画像は『The Sun 「GRAVE CONCERN Late dad of 5 daughters left £50 from grandad’s £500k fortune because they ‘didn’t visit him enough’ would be ‘fuming’」「HOL OF A TIP Brit widower, 86, leaves £20k to Turkish bellboy, 41, in will after visiting resort for 40 years」』『Daily Mail Online 「Mother of five sisters each left just £50 of their grandfather’s fortune – because he was upset they didn’t bother to see – him speaks out about bitter family feud」』『Selborne Chambers 「Gowing and Others v (1) Terence Arthur Ward (2) Susan Wiltshire [2024] EWHC 347 (Ch)」』『South China Morning Post 「Fortune cats and dogs: elderly China woman leaves US$2.8 million assets to beloved pets instead of children who never visited even when she was ill」(Photo: Sina)』『NewsChannel 5 Nashville 「8-year-old border collie named Lulu inherits $5 million in owner’s will」(WTVF)』『theCHIVE 「Vile Teenage Gold-Digger marries 89-year-old, gets caught by Twitter」』より
(TechinsightJapan編集部 秋本神奈)

中国在住の女性が、4億円を超える財産をすべて愛犬や愛猫に相続させるとした遺言を作成。体調を崩した際に誰も面倒を見に来てくれなかったことから、女性は唯一の癒しとなったペットたちに財産を残すことを決めたという(『South China Morning Post 「Fortune cats and dogs: elderly China woman leaves US$2.8 million assets to beloved pets instead of children who never visited even when she was ill」(Photo: Sina)』より)

愛犬を溺愛していた飼い主が2020年に亡くなり、犬の世話を託された米テネシー州在住の女性。5億円超の遺産を犬のために使わなければいけない使命を背負った(『NewsChannel 5 Nashville 「8-year-old border collie named Lulu inherits $5 million in owner’s will」(WTVF)』より)

トルコのホテル従業員は2021年、常連客(左)から多額の遺産を相続することになった。それでも従業員は「このまま仕事を続けたい」と語っていた(『The Sun 「HOL OF A TIP Brit widower, 86, leaves £20k to Turkish bellboy, 41, in will after visiting resort for 40 years」』より)

アメリカに住む19歳女性が2020年9月、89歳の認知症男性と結婚。「彼の遺産を独り占めするの」と明かしており、物議を醸した(『theCHIVE 「Vile Teenage Gold-Digger marries 89-year-old, gets caught by Twitter」』より)

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