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writer : ac

【海外発!Breaking News】「まるで裁縫用の針差し!」ヤマアラシに襲われた犬、痛々しい姿で保護される(カナダ)<動画あり>

自身も3頭の犬を飼っているブレイディさんは「これ以上怖がらせないように」と、その犬のそばに寄り添った。そして落ち着くのを待ってリードを付け、車で動物の救急病院へと急いだのだった。

車で動物の救急病院に向かうトゥルーパー。ブレイディさんは「目がとても悲しそうで、激痛と不快感で苦しんでいるのは一目瞭然だった」と語っていた(『Brady Oliveira Instagram「Who doesn’t love a good transformation!??」』より)

北米のヤマアラシの針毛の表面には鱗状の“返し”があり、一度刺さると抜けにくい一方通行の構造で、放置すると深く刺さって感染症を引き起こす。犬がヤマアラシに襲われるのは決して珍しいことではなく、針毛が刺さったら一刻も早い処置が必要で、獣医が麻酔や鎮静剤を使用して取り除くのが望ましいという。

ブレイディさんは「これ以上怖がらせないように」と、トゥルーパーのそばに寄り添い、落ち着くのを待って病院へ急いだ。針毛を放置すると深く刺さって感染症を引き起こすという(『Brady Oliveira Instagram「Who doesn’t love a good transformation!??」』より)

そのためトゥルーパーを診察した獣医は緊急手術を行い、顔に刺さった全ての針毛を抜くことに成功した。顔は腫れ、少しばかりの傷は残ったものの、翌日にはブレイディさんが引き取っており、回復は早かったという。

さらにブレイディさんはその後、トゥルーパーを養子縁組支援を行う地元の動物シェルター「ウィニペグ動物愛護協会(Winnipeg Humane Society)」に連れていき、その数日後には養子縁組のイベントへと連れ出した。そしてInstagramでもこれまでの経過を伝え、約2週間後には新しい家族が見つかった。

トゥルーパーの新しい家族を探すため、養子縁組のイベントにも連れ出してサポートしたブレイディさん(『Brady Oliveira Instagram「Who doesn’t love a good transformation!??」』より)

ブレイディさんがトゥルーパーの救出劇を記したInstagramには、次のようなコメントが寄せられている。

「トゥルーパーを助けて、獣医のもとに連れて行ってくれてありがとう。」
「トゥルーパーはとても美しい犬。新しい家族が見つかって本当に良かったわ。」
「ヤマアラシに襲われたトゥルーパーは、飼い主に置き去りにされたのかしら? そうだとしたら心が痛むよ。」
「でもハッピーエンディングで良かった!」
「ブレイディさんは真のヒーローだね。」
「ヤマアラシは自分を守るために針毛で襲うからね。この犬はきっと、何かしたに違いない。これが教訓となるといいね。」
「目や口の中に刺さらなかったのは不幸中の幸いだよ。」
「まるで裁縫用の針差しのよう。あれだけ針毛が刺さったらかなりの痛みだっただろう。」

新しい家族が見つかったトゥルーパーと一緒のブレイディさん。Instagramには「ハッピーエンディングで良かった!」「ブレイディさんは真のヒーローだね」という声が寄せられた(『Brady Oliveira Instagram「Who doesn’t love a good transformation!??」』より)

なおテックインサイト編集部では、トゥルーパーの現在の様子について、ウィニペグ動物愛護協会とブレイディさんに質問を投げかけている。

ちなみにトゥルーパーは幸運にも助かったが、2022年には米ニュージャージー州で、外遊びが大好きなオスの飼い犬が庭にいたヤマアラシに襲われて亡くなっていた。飼い犬は針が心臓にまで達していたという。

画像は『Brady Oliveira Instagram「Who doesn’t love a good transformation!??」』『New York Post 「Poor New Jersey pooch dies after fight with porcupine」(Miranda DeGennaro/Facebook)』『The Daily Star 「Dog named ‘Thor’ left with hundreds of spikes in his face after fight with porcupine」(Image: Newsflash)』『Coos County Sheriff’s Office Facebook』『HCA Barbieri News 「A VERY prickly customer! Leopard left with quills sticking out of its paws after hunting porcupine」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

2022年9月、米ニュージャージー州のある家で飼われているピットブルのミックス犬がヤマアラシに襲われた。その針毛は心臓にまで達し、8日後に息を引き取った(『New York Post 「Poor New Jersey pooch dies after fight with porcupine」(Miranda DeGennaro/Facebook)』より)

ブラジルでオスの飼い犬が2022年2月、ヤマアラシに襲われた。飼い主はFacebookで愛犬の写真を投稿しており、ある獣医が命を救っていた(『The Daily Star 「Dog named ‘Thor’ left with hundreds of spikes in his face after fight with porcupine」(Image: Newsflash)』より)

2019年4月、米オレゴン州の警察犬がヤマアラシに200本の針毛を食らう。指名手配犯を追跡中の出来事だった(『Coos County Sheriff’s Office Facebook』より)

南アフリカのクルーガー国立公園で2021年8月、若いヒョウがヤマアラシに襲い掛かる。その格闘の様子が動画に捉えられていた(『HCA Barbieri News 「A VERY prickly customer! Leopard left with quills sticking out of its paws after hunting porcupine」』より)

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