くぼみの横に小さな花束を添えた写真とともに「毎日を最後の日だと思って生きていこう」と投稿する人もいた。ウィンズローさんの投稿した1枚の写真によって、静かな住宅地は一夜にして“シカゴのネズミ穴”の巡礼地となってしまったようだ。
実はこの“シカゴのネズミ穴”、地元の人によると20年も前からあるという。近所に住むシンディ・ネルソンさん(Cindy Nelson)は、この穴を作った主について、以前近くにあった大きな木から落ちたリスだと主張している。また地元では、この穴は「リル・スタッキー(Lil Stucky)」と呼ばれているそうだ。
ウィンズローさんの投稿から多くの注目が集まったことで、地元のレイクビュー・ロスコー商工会議所では、この“シカゴのネズミ穴”に正式な名前をつけるためのコンテストまで開催しており、今月18日まで応募を受け付けている。
なおテックインサイト編集部では、ウィンズローさんに商工会議所でコンテストが開催されるほど“シカゴのネズミ穴”が注目を集めたことについて質問したところ、次のように答えてくれた。
「僕たちはこの穴を“ラット・ホール(ネズミの穴)”って呼んでいるんだ。リスの穴って呼ぶ人もいるけど、“シカゴのラット・ホール”っていう響きが面白いと思ってそう呼んでいるんだよ。今回、みんながラット・ホールに注目していることに興奮しているよ。このラット・ホールは、すでにシカゴの文化的なシンボルになっていると思う。」
「シカゴは治安が悪く、汚れていて、たまに住みにくい街という悪評があるけど、僕たち市民はそのタフさに誇りを持っているんだ。ネズミに悩まされることも多いけど、コンクリートの中にラット・ホールが見つかったってことは、ここの地域文化の一つなんだと思う。」
「今回の投稿によって僕の作品に対する注目度も高まりつつあって、僕のウェブサイトから購入してくれる人も増えたんだ。それだけじゃなく、次のアートプロジェクトの手書きのカードゲームを予約する人もたくさんいてね。それに人々は僕のことを“ラット・ホール・ガイ(Rat Hole Guy)”って呼ぶようになって、これは一生そう呼ばれるんじゃないかな。」
「ネーミングコンテストのことも聞いたよ。でも、僕的には“ラット・ホール”が最高のネーミングだと思う。まあ僕は穴の所有者じゃないから、正式な名前については商工会議所に任せることにするよ!」
画像3~9枚目は『violishh vegas avns jan 24-27 2024年1月7日付X「Visited today live each day like it’s your last…」』『kbell 2024年1月7日付X「Made it」』『The Slug 2024年1月7日付X「I’ve made my pilgrimage」』『News Break 2020年11月10日付「Man plants Christmas trees in North Attleborough potholes」』『Dublin Live 2023年9月14日付「Dublin lads dig hole in beach that gets mistaken as ‘meteor crater’」(Image: Virgin Media News)』『TMZ 2022年5月18日付「MAN BUSTED FOR SHOOTING WATER TANK」(Fox 16)』『NBC News 2021年6月4日付「Massive sinkhole threatens house in Mexico’s Puebla state」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)