米アーカンソー州キングスランドは、シンガーソングライターでありカントリー界のレジェンドとしても名を馳せたジョニー・キャッシュの生誕地として知られている。普段は静かなこの町が今月中旬、給水塔への発砲で全米の注目を浴びた。『TMZ』などが伝えている。
アーカンソー州クリーブランド郡の小さな町キングスランドで11日、給水塔を狙った発砲があり、カントリー・ミュージックだけでなくロックやゴスペル・ミュージックなどの殿堂入りも果たしているジョニー・キャッシュのシルエットが描かれたタンクから水が漏れ出した。
町の水道局の職員が給水塔の異常を発見したのは同日午前5時30分頃で、給水塔から勢いよく水が流れ出る動画がSNSに投稿されると大きな注目を集めた。
実は犯人が狙いを定めたのはギターを持ったジョニー・キャッシュのシルエットの股間部分で、「まるでジョニーが放尿しているようだ」と大騒ぎになったのだ。
町では同日中に修復作業が開始されたものの、穴を埋めペンキを塗るのが完了したのは19日午後のことで、給水塔からは1日約11万3500リットル(3万ガロン)の水が漏れ出した。町長のルーク・ニール氏(Luke Neal)によると、水道代だけで1日約2万6000円(200ドル)、修理代は約63万8000円(5000ドル)以上になるとのことで、