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writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】部屋で脳卒中を起こした17歳少年、愛犬のおかげで一命を取り留める(米)

サッカーで学校の代表を務めるなど活発に過ごしていた。大きな健康問題は抱えておらず、その日は卒業写真の撮影を行うなど、いつも通りに過ごしていた。その日の夜には軽い頭痛があったそうだが、すぐに良くなったためテレビゲームをしてから就寝したという。それからガブリエルさんは一度起きて部屋を出て、再び部屋に戻ってくる時に転倒してしまった。

高校でサッカーチームに所属し、健康問題もなく活発に過ごしていたガブリエルさん。脳卒中を起こした日は、高校の卒業写真の撮影を行い、いつも通りに過ごしていた(画像は『New York Post 2023年10月25日付「Dog saves teen from deadly stroke: ‘He can tell when something is wrong’」(Facebook/Amanda Tanner)』のスクリーンショット)

デインスさんに見つけてもらった当時のことを、ガブリエルさんは「痛みはありませんでした。しかし右腕を持ち上げたり右手を握ったりすることができず、視界がぼやけていました」と振り返る。

ガブリエルさんの症状を見たサビ医師は、「もし回復したとしても、24時間体制のケアが必要になるかもしれない」と考えていた。しかしガブリエルさんは治療を受け、理学療法や作業療法、言語聴覚療法などのリハビリを懸命にこなした。そして脳卒中を起こしてから約2か月が経過した現在、普通に話せる状態にまで回復している。

ガブリエルさんがここまで回復できたのは、アクセルがガブリエルさんの異変に気がつき、すぐにアマンダさんたちに知らせたことが大きいと、サビ医師は話す。「虚血性脳卒中では、1分経過するごとに何百万もの神経細胞が失われ、言語や動作に大きな影響をもたらし、死に至ることもあるのです。もしアクセルが両親を起こさず、さらに3~4時間が経過していたら、生活に支障をきたすほどの状態になっていたかもしれません」と、アクセルの行動を称賛した。

脳卒中を起こした当時、ガブリエルさんは言葉を発することができず、右半身を動かすことができなかった。部屋のドアは閉まっていたが、愛犬のアクセルが異変に気がつき、寝ていた両親を起こした(画像は『ABC News 2023年10月25日付「Family dog alerts parents as 17-year-old suffers stroke in the middle of the night」(Family of Gabriel Silva)』のスクリーンショット)

アマンダさんは、「ガブリエルは17歳ですし、当時は土曜で休みだったので、部屋に入って起こしに行くことはまずなかったと思います。私たちも前の晩は遅く寝たので、正午になるくらいまではガブリエルの部屋に入るつもりはなかったのです」と話しており、素晴らしい活躍を見せたアクセルに、小さなメダルを作って首輪に付けることを考えているそうだ。

ガブリエルさんは「アクセルは勘が鋭く、落ち込んでいたりストレスを抱えていたりすると、すぐにそれを察知してどうにかしようとベストを尽くしてくれます。あの日の朝も、何かがおかしいと感じ取り、助けが必要だと思ったのでしょう」と、アクセルの行動を振り返った。続けて、「今回の件で、“悲しくなるようなことでくよくよ悩まない”と考えるようになりました」と新しい人生観を得たとコメントしている。

アクセルのおかげですぐに病院で治療を受けることができ、たった2か月で劇的な回復を見せたガブリエルさん。サッカーはまだできないものの、普通に会話ができるようになるまでに回復している(画像は『ABC News 2023年10月25日付「Family dog alerts parents as 17-year-old suffers stroke in the middle of the night」(Family of Gabriel Silva)』のスクリーンショット)

テックインサイト編集部ではアマンダさんに、アクセルとガブリエルさんのこれまでの交流についてや、アクセルが鋭い勘を持つようになったのは何が原因と考えているかなどをうかがうべく取材を申し入れている。

ちなみに2018年には、愛犬が数週間も飼い主の右胸に鼻を押し当て続け、乳がんの事実を伝えたケースが注目を集めていた

画像は『New York Post 2023年10月25日付「Dog saves teen from deadly stroke: ‘He can tell when something is wrong’」(Facebook/Amanda Tanner)』『ABC News 2023年10月25日付「Family dog alerts parents as 17-year-old suffers stroke in the middle of the night」(Family of Gabriel Silva)』『Nottinghamshire Live 2023年8月11日付「Dog told owner she was sick hours before symptoms using buttons」(Image: Christina Lee/SWNS)』『The Dodo 2023年7月19日付X「This is the most empathetic and loyal dog ever」』『The Mirror 2022年3月1日付「Woman credits chihuahua for saving her life after the dog jumped on her stomach」(Image: Craig Connor/ChronicleLive)』『The Courier 2021年5月21日付「Fantastic Fergus: The clever Angus canine who is woman’s best friend after raising alarm over injured 91-year-old neighbour」』『Anna Neary 2022年1月3日付Facebook「So long story short this beaut saves my life my harvey in 2018」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

米カリフォルニア州在住の女性は2021年頃から“おしゃべりボタン”を購入し、愛犬に言葉を教えてきた。ある日「ママ」「病気」のボタンを押して、飼い主の体調不良を伝えたという(画像は『Nottinghamshire Live 2023年8月11日付「Dog told owner she was sick hours before symptoms using buttons」(Image: Christina Lee/SWNS)』のスクリーンショット)

2022年11月、がんで頭を剃ってしまった飼い主を見た愛犬。その後の優しいハグが視聴者の涙を誘っていた(画像は『The Dodo 2023年7月19日付X「This is the most empathetic and loyal dog ever」』のスクリーンショット)

英タイン・アンド・ウィア在住の女性は2020年のクリスマス前、愛犬のチワワがそばを離れないことに気付いた。その後、腹部に飛び乗ったチワワの痛みで病院に行き、がんが発覚したという(画像は『The Mirror 2022年3月1日付「Woman credits chihuahua for saving her life after the dog jumped on her stomach」(Image: Craig Connor/ChronicleLive)』のスクリーンショット)

スコットランドのある家で飼われている犬。2021年のある日、しきりに吠え出したことから飼い主が庭に出ると、隣に住む高齢女性が骨折して動けなくなっていた(画像は『The Courier 2021年5月21日付「Fantastic Fergus: The clever Angus canine who is woman’s best friend after raising alarm over injured 91-year-old neighbour」』のスクリーンショット)

英ウェスト・ヨークシャー州在住の女性は、2018年にステージ3の乳がんが発覚した。右胸に愛犬がしつこく鼻を押し当てて匂いを嗅ぐ行動を疑問に思い、病院で検査を受けて明らかになったという(画像は『Anna Neary 2022年1月3日付Facebook「So long story short this beaut saves my life my harvey in 2018」』のスクリーンショット)

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