
このように綴っている。
「サセックス公爵夫妻は、バッキンガム宮殿がすでに女王の最後の時間と新たな王政時代の最初の日々を計画していることを翌朝まで知らなかった。公爵の電話が鳴り始まるまでは。それは知らない電話番号からでした。彼はいつもなら、そういった電話を無視するのです。」
同著によると、その時にメーガン妃が電話に出たほうがいいと言ったため、王子は呼び出し音が止まる直前に電話に出たという。
電話の相手は父チャールズ皇太子(当時)で、カミラ夫人(当時)とともにダンフリーズハウスからバルモラル城に向かうところだとヘンリー王子に告げた。そして王子に対して、即座にスコットランドに向かうように伝えたそうだ。
その後、ヘンリー王子は兄ウィリアム王子にショートメッセージを送り、キャサリン妃(当時)とスコットランドに行く予定についてや、自分達も一緒に行けるかどうかを尋ねた。しかし返事は来なかったという。
しばらくするとヘンリー王子は、ウィリアム王子がアンドルー王子やエドワード王子夫妻と一緒のフライトをすでに確保したと知らされた。ヘンリー王子はそのフライトに同乗できるかどうかを知りたかったものの、誰とも連絡が取れなかったそうだ。
オミッド氏が取材したヘンリー王子夫妻に近い関係者は、「このようなことを目のあたりにして、心が痛みました。彼は当時、完全に孤立していたのです」と嘆いたという。
しかし、同著でオミッド氏がこのような主張をしたことに対して、王室関係者は怒りを露わにした。
この関係者は英メディア『The Mirror』の取材に応じ、「このような痛みや悲しみに包まれている時でさえ、閉ざされたドアの向こうで何が起ころうとも、ロイヤルファミリーに関することはいつも明らかになるようです」と述べ、オミッド氏をこのように批判した。
「ウィリアムとキャサリンに関しては限度がなく、著者にとっては彼らが一番のターゲットであるようです。わずか数か月も経たないうちにナイフが再び持ち出され、傷口が開かれてしまったのです。」
ヘンリー王子は今年1月に出版した回顧録『Spare(原題)』で、過去にウィリアム王子から身体的暴力を受けたことや、兄の花婿介添人を務めたのは「白々しい嘘だった」と綴るなど、兄弟間の確執を暴露していた。
画像は『The Prince and Princess of Wales 2019年11月10日付Instagram「On #RemembranceSunday The Duke and Duchess of Cambridge joined Her Majesty The Queen and members of @TheRoyalFamily,」』『Omid Scobie 2022年12月13日付Instagram「BOOK NEWS→ENDGAME: Inside the Royal Family and the Monarchy’s Fight for Survival TO BE PUBLISHED GLOBALLY ON NOVEMBER 28, 2023」、2023年5月11日付Instagram』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)