米カリフォルニア州の動物保護施設は数か月前、頭の上に模造品の宝石を取り付けられた2匹の犬を保護した。この宝石は以前の飼い主が接着剤で取り付けたもので、獣医が宝石を取り外すことに成功したが、2匹の頭には接着剤による火傷の痕が残ってしまった。現在は2匹のために、新しい飼い主の募集が行われていると、米ニュースメディア『New York Post』などが報じた。
数か月前、米カリフォルニア州の「ソノマ郡動物保護施設(Sonoma County Animal Services)」に、飼い主が亡くなり、引き取り先がなかった2匹の犬が連れてこられた。2匹は一見すると普通の犬と変わりはなかったが、頭の上に付いていたものを見てスタッフらは絶句した。
2匹の頭のてっぺんには、宝石のようなものが取り付けられていたのだ。ファッションなどの装飾に用いられる模造品の宝石だったが、以前の飼い主は接着剤を用いて2匹の頭に取り付けていたため、簡単には取れなかった。
クリーム色でビーグルとパグのミックス犬を“ピーナッツバター(Peanut Butter)”、黒いチワワのミックス犬を“ジェリー(Jelly)”と名付けたスタッフらは、2匹を獣医のもとへ連れていき、頭の宝石を取り外す処置をしてもらった。
無事に宝石を取り外すことができたものの、2匹の頭には接着剤による火傷の痕が残ってしまった。処置から1か月ほどが経過した現在もその部位に被毛は生えてきておらず、その痕は一生残ってしまうと考えられている。
郡の保護施設では、ともに12歳と高齢の2匹を一緒に引き取ってくれる里親を探すことが難しいため、