この地域では2020年に工事が中止された。
それから2年後の2022年に工事は再開されたが、活動家たちの考えは現在まで変わっていない。2023年10月11日、活動家らはモクセイソウ科に属する「Réséda de Jacquins」という希少な植物の生息を懸念し、保護種が危機的な状況にあることを訴えた。
そして10月12日午前8時過ぎ、活動家らは建設現場に潜入し、2人のメンバーが現場で作業を停止させた。さらにノートルダム宣教修道女会の修道女らは10月14日、急いで人間の鎖を作り、建設現場を守ろうと試みた。
ブノワさんが身体を張って活動家から建設現場を守ろうとしたのは、このような最中のことだった。
ブノワさんは、今回の出来事について「何をしたのか、自覚がありませんでした。こんなことになってしまい残念です。言葉では問題を解決できず、行動に頼らなければならないのは、悲しいことです」と嘆いた。
一方で、「Ami.es de la Bourges」のシルヴァン・エレンゲル会長(Sylvain Hérenguel)は「私は修道女らが公序良俗の観点から少しはまともであることを期待していました。問題は、修道女らが暴力に訴えることに決めたことです。私は5人から3回襲われました」と話している。
建設現場に静けさが戻ったのは10月16日のことで、午後4時30分頃にデモ隊はようやく現場を後にした。
そして10月19日、アルデッシュ県知事のソフィ・エリゾン氏(Sophie Elizeon)は建設現場を視察した。知事は、10月20日の記者会見で「現在の法律の限り、サン=ピエール=ド=コロンビエ村の宗教施設の建設作業の再開を妨げるものは存在しない」と発表した。
今回のニュースを見た人々からは、「相変わらず、どこにでも反対派は存在する…。フランスでは何もできない。すべてに干渉するエセ環境活動家たちによって、すべてが妨害されている」という声や、「シスター、ナイスタックル。 ワールドカップは間違いなく新メンバーを迎え入れるだろう」といったコメントも見受けられた。
Énorme ! La bonne sœur qui plaque un écologiste… du grand spectacle en Ardèche où des religieuses défendent le chantier d’un futur centre religieux face aux militants qui bloquent à cause de l’impact sur l’environnement.
🎥 @ferro_nicolas
☝️plaquage non réglementaire pic.twitter.com/3wSyO7s3LO— Léo Chapuis (@leo_chapuis) October 16, 2023
画像は『Léo Chapuis 2023年10月16日付X「Énorme ! La bonne sœur qui plaque un écologiste…」』『EWTN UK 2023年10月27日付「The Story Behind The Nun Who Tackled The Environmental Activist」』『Sky News Australia 2023年9月14日付「Tradie and his father hailed as heroes after tackling knife-wielding man allegedly threatening Dubbo shoppers」(Picture: Supplied)』『LADbible 2021年8月4日付「Bystander Steps In To Save Woman’s Bag After Man ‘Steals It’ On The Street」(Credit: TikTok/@thisdizbiz)』『Simphiwe 2023年6月7日付TikTok』『The Mirror 2022年12月22日付「Fuming mum lobs computer at airline staff during tantrum after losing her kids」(Image: Twitter)』『9News 2019年3月26日付「Girls climb on car, hurl abuse at Gold Coast shopping centre」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 H.R.)