その場から走り出す様子が映っていた。
広角レンズのカメラということもあり、映像には魚眼レンズ状に映ったライオンの鼻と口に、2本の脚が生えているように見えるライオンの姿が映っていた。カメラをくわえたまま草原の中を駆けていくライオンは何だか嬉しそうにも見える。ライオンは途中で座り込んだかと思うと、再びカメラをくわえて走り出し、最後にカメラを落としてそのまま去っていった。
アフメドさんは英ニュースメディア『Caters News』のインタビューに応じ、こう語っている。
「正直いうと、カメラを取り戻せるかどうかが心配だったんです。でも私たちがメスのライオンを必死に追いかけているうちに、彼女はカメラを落としたまま行ってしまいました。いくつか傷はあったもののGoProカメラはきちんと機能していました。」
米ニュースメディア『New York Post』によると、アフメドさんはメスのライオンがGoProカメラを持ち去ってくれることを少しばかり期待していたそうだ。映像は今年3月4日にアフメドさんがInstagramに投稿したものだったが、映像を見た人たちからはこのような声が寄せられている。
「このライオンはこの日、映画スターになりたかったのかもね。」
「ライオンが野生動物であることは理解しているけど、でもあまりにも可愛いすぎるよ!」
「猫はとっても遊び好きだからね。このライオンは多分『食べたら美味しいかな』なんて思ったんだろうね。」
ちなみに自撮りで人々を楽しませてくれた野生動物は、今回のライオンだけではない。2021年10月にはアメリカで、ある男性が紛失した小型カメラを野生のクマが山で見つけ、録画のスタートボタンを押して自撮りした。その映像には、滅多に見ることができないクマの口の中が映っていた。
画像は『Pulselive Kenya 2023年9月3日付「Lion in Maasai Mara goes viral after snatching camera & shooting wild selfie video」(Ahmed Galal)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)