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writer : ac

【海外発!Breaking News】黒い雲のような“殺人蜂”の群れ! 800か所以上を刺され顔が2倍以上になった犬が死亡(米)<動画あり>

体重約45キロのアメリカンピットブルとロットワイラー(一部報道ではアメリカンピットブルとマスティフ)のミックス犬だ。

トミーさんの妻タビーさん(Tabby)は当時、チャンスが黒い雲のようなハチの大群に襲われるのを見て外に飛び出し、車庫にチャンスを招き入れたそうで、ドアを閉めると纏わりついていたハチを叩き落とした。

チャンスは頭から尻尾、口の中まで800か所以上を刺されており、ブライアンさんが駆け込んだ動物救急病院で痛み止めを処方され、針を抜く治療を受けた。ところが4日後の20日、再び体調を崩し、同じ病院で輸血を受けた後に容体が急変、21日夜9時半頃にエンゲン夫妻の腕の中で息を引き取った。

事故直後、動物救急病院で針を抜いてもらったというチャンス。頭から尻尾、口の中まで800か所以上を刺されており、事故から4日後に再び体調を崩してしまう(画像は『New York Post 2023年5月22日付「‘Lovable’ dog stung 700 times by bee swarm: ‘He’s part of our family’」』のスクリーンショット)

ブリタニーさんは愛犬の突然の死に「チャンスを腕に抱いていた時、心臓の鼓動が止まるのを感じたの。でもこんな経験は他の誰にもして欲しくないし、私たちは悲嘆に暮れたわ」と胸のうちを明かし、このように続けた。

「チャンスの死は不慮の事故。トミーとタビーは私たちの隣人であり友人。彼らの気持ちを考えると、胸が引き裂かれる思いなの。」

またブライアンさんは「チャンスは誰からも愛された犬だった。攻撃的になったことはないし、自由気ままな性格だった。あの子は家族の一員だったから、今は本当につらいんだ」と涙を浮かべ語っていた。

一方でトミーさんは20日、クラウドファンディングサイト「GoFundMe」に専用ページを立ち上げて、チャンスの治療代などのために約150万円(10734ドル)を集めたが、現在寄付の受付は終了している。同ページには「チャンスの体の片側から800以上の針が抜かれた」と綴られており、ハチに刺され、顔が2倍以上に膨れあがった痛々しいチャンスの写真が添えられていた。

なおトミーさんはその後、プロにハチの駆除を頼み、庭のフェンスからは4つのハチの巣が取り除かれた。チャンスを刺したハチは防御本能が非常に高い「アフリカナイズドミツバチ」だったそうで、トミーさんは「明らかに普通のハチとは違った」と肩を落とした。このミツバチは攻撃性が高く凶暴なことから“殺人蜂”とも呼ばれており、今月8日にはニカラグアで、この種に襲われた6人が死亡していた

ちなみに今回のニュースには、「最悪の結果になってしまったね。最近はハチの襲撃のニュースをよく見るけど、駆除する時は必ず、隣人に伝えるべき。自分だけ防護服を着て、周りに知らせないなんて!」「きっと家族には伝えたのよ。でも隣人にまで気が回らなかったのでしょうね」「もしこれが犬ではなく、子供だったら…と思うとぞっとする。無責任で怠慢」「アフリカナイズドミツバチにあれだけ刺されたら、即死でも不思議ではない」「悲しいニュースだ」「チャンス、安らかに」といったコメントが寄せられている。

画像は『New York Post 2023年5月22日付「‘Lovable’ dog stung 700 times by bee swarm: ‘He’s part of our family’」』『GoFundMe 2023年5月20日付「Tommy Baker for Chance the Dog attacked by bees」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

ハチに刺され、顔が2倍以上に膨れ上がったチャンス。チャンスを襲ったのは、“殺人蜂”として知られ、攻撃的な「アフリカナイズドミツバチ」だった(画像は『GoFundMe 2023年5月20日付「Tommy Baker for Chance the Dog attacked by bees」』のスクリーンショット)

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