米カリフォルニア州ロサンゼルス市エンシノ地区で今月15日、ロサンゼルス市警察(LAPD)のボランティア警官の男性がハチの群れに襲われた。襲撃の様子は上空を飛んでいた地元ニュースメディア『FOX 11 Los Angeles』のヘリコプターが捉えており、テレビでライブ中継されたことで衝撃が広がった。米ニュースメディア『Inside Edition』などが伝えた。
ロサンゼルス市警察(以下、LAPD)のボランティア警官ゲイリーさん(Gary)は15日午後3時45分頃、「エンシノ地区でハチが大量発生している」との通報を受け、現場にいち早く駆けつけた。
しかし車から降りたところをハチの群れに囲まれ、体の数十か所を刺されたうえ、ハチを手で追い払おうとして転倒、眼球を支えている薄い骨(眼窩底)を骨折した。
当時の様子を捉えた動画では、ゲイリーさんの顔の周りを中心にハチがブンブン飛び交い、ゲイリーさんが転倒しても攻撃を止めないのが見て取れる。ゲイリーさんはその後、なかなか立ち上がることができずに何度も転倒。身の危険を感じた同僚は車内に待機せざるを得ず、その間もハチは執拗にゲイリーさんを襲い続けた。
こうして現場には救急車が呼ばれたが、ゲイリーさんはすでに血だらけで、その場で傷の手当てを受けた後、近くの病院に搬送された。地区の住民は当時、窓を閉めて家の中で待機するように指示を受けていたそうで、