米カリフォルニア州ペリスのある家で飼われていた犬“チャンス(Chance、2)”が今月21日夜、動物クリニックで息を引き取った。チャンスは5日前の16日、庭で遊んでいる最中にハチの群れに襲われ、体の800か所以上を刺されていた。恐ろしい“殺人蜂”のニュースを、米ニュースメディア『FOX 11 Los Angeles』『ABC7 News』などが伝えている。
米カリフォルニア州ペリス在住のトミー・ベイカーさん(Tommy Baker)は最近、庭の木製フェンスを新調しようとしたところ、ハチが巣を作っていることに気付いた。
トミーさんはその後、ハチの駆除業者数社をあたったものの連絡がなく、YouTube動画2本を参考に駆除の方法を学んだ。そして16日、防護服に身を纏い、フェンスの板の一部を剥がしたところ、ハチの数と巣の大きさに圧倒された。
そしてあっという間にハチの大群に囲まれてしまったトミーさんは、当時のことを「ハチたちはこれまで見たことがないほど興奮していて、あまりの数に視界が遮られてしまうほどだった」と振り返り、このように続けた。
「そこで私は駆除を諦め、ゴルフカートで逃げたんだ。ハチを振り切るのに約1.6キロ(1マイル)は走ったと思う。ところがハチの大群は二手に分かれ、私だけでなく隣の庭で遊んでいたチャンスに襲いかかったんだ。」
チャンスはトミーさんの隣に住むブライアンさん(Brian)とブリタニー・エンゲンさん(Brittany Engen)の飼い犬で、