
肩にのるとワリド導師の顔に体を摺り寄せた。この猫の行動には思わず笑顔になってしまいそうだが、ワリド導師は表情をピクリとも変えず、言葉を止めることなく礼拝を続けた。そして猫が飛び降りた後、ワリド導師と信者たちが深くお辞儀をし、その足元を猫が通過したところで映像は終わっている。
イスラム文化においては、猫が崇拝の対象であり、穢れのないその清潔さから神聖なモスクの中にも入ることが許されている。また一部の信者の間では、猫を飼うことで家に天使がやって来るとも信じられており、イスラム教の創始者である預言者ムハンマドも猫好きであったという言い伝えがある。
可愛い猫に飛びつかれたにもかかわらず少しも動じないワリド導師の姿を捉えた動画がネット上に投稿されると、各SNS上で瞬く間に拡散され、「なんて可愛いの!」「何回も動画を見返しちゃう」「この集中力は尊敬に値するね」「この導師の飼い猫なのかな?」など様々な反応が寄せられている。
ちなみに今年2月にはブラジルの教会で、礼拝中に現れた2匹の犬が神父の説教を遮ってしまう様子を捉えた動画が笑いの渦を巻き起こしていた。
Moment cat jumps on imam leading Ramadan prayershttps://t.co/HnTXeXBNbr pic.twitter.com/RHS4rZFWGd
— BBC News (World) (@BBCWorld) April 5, 2023
画像は『BBC News(World) 2023年4月5日付Twitter「Moment cat jumps on imam leading Ramadan prayers」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)