各国政府が国民に新型コロナウイルスの感染から身を守るため自宅待機を促すなか、神に仕える立場である聖職者も同じ状況にあった。このほどイタリアの司祭が礼拝のライブ配信を行ったところ、スマートフォンのフェイスフィルター機能が作動し、司祭の顔がオオカミや魔法使いなどに変化したことで視聴していたカトリック信者達に笑いをもたらした。『Evening Standard』『Euro Weekly News』が伝えている。
イタリアでは新型コロナウイルスの感染被害が拡大するなか、今月26日の時点で少なくとも50人の司祭が亡くなっているという。そこで伊カンパニア州サレルノ県ポッラに住むカトリック教会のパオロ・ロンゴ司祭(Paolo Longo)は、教会で行っていた礼拝をFacebookでライブ配信することにした。
教会に通っていた人達は外に出ることなく司祭の講和が聞けるとあって、ライブ配信が始まるのを待っていたようだ。しかしいざ配信が始まると、穏やかな口調で話す司祭の頭に突然SF風のヘルメットが登場した。
そして息をつく間もなく、司祭はダンベルを持ちあげて筋トレする姿や金メダリスト、サングラスをかけたギャング風へと変化していった。
どうやら司祭は、スマートフォンのフェイスフィルター機能を作動させたままで配信してしまったようだ。信者らは静粛な講和を聞く心づもりでいたこともあり、