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豪クイーンズランド州北部のヨーク岬半島にある港町クックタウン近郊で8日、水中銃(スピアガン)を用いたスピアフィッシングをしていた44歳の男性がワニに襲われた。男性は水中に引きずり込まれたものの見事生還、「幸運としか言いようがない」と驚きの声があがっている。
クイーンズランド州クックタウンから南に約20キロに位置するアーチャー・ポイントで8日午後1時前、44歳の男性がスピアフィッシング中にワニに襲われた。男性はワニに水底に引きずり込まれそうになったものの指でワニの目を何度も突いて反撃し、九死に一生を得た。
通報を受けて現場に駆けつけたクイーンズランド州救急サービス(以下、QAS)の航空救急救命士バレリー・ノーブルさん(Valerie Noble)は、豪ニュースメディア『9News』のインタビューに応じ、次のように述べた。
「男性を襲ったのは約4.5メートルの大きさのワニ(クロコダイル)で、水中にいたスピアフィッシング中の男性に近付いてきたようです。」
「男性はワニに気付き、水中銃でワニを払いのけようとして失敗しました。そしてワニに3度噛まれ、水底に引きずり込まれそうになったようですが、指で何度もワニの目を刺したことで逃げ切り、無事に岩場まで辿り着いたのです。」
男性はその後、