車内で眠っている子供を残して、ちょっとした用事を済ましてしまうことはないだろうか。このほどある父親が車を離れたわずかな間に、2歳の息子が車とともに盗まれてしまうという悪夢のような出来事がオーストラリアで起こった。『UNILAD』『7NEWS Australia』が事件の詳細を伝えている。
豪ビクトリア州チェルシーで現地時間8日の午後3時45分頃、ジェイクさん(Jake)の2歳になる息子を乗せた車が何者かに盗まれる事件が起こった。
当時、フォルクスワーゲン車のティグアン(Tiguan)を運転していたジェイクさんは、電話をかけるために路肩に停車して10メートルほど離れたアイスクリーム店の前にいた。
車の後部座席では2歳になる息子がぐっすりと眠っており、ジェイクさんは「起こすのはかわいそうだ」と思い、車のエアコンをつけたまま鍵をかけずにその場を離れたという。
しかしそんな父親の一瞬の油断を犯人は見逃さなかった。ジェイクさんが車から離れた数分のうちに、2歳の男児ごと車が盗まれてしまったのだ。
車がないことに気が付いたジェイクさんは半ばパニックになりながら、近くのケバブ屋に駆け込んで助けを求めた。
幸いにも、男児は現場から350メートルほど離れた路上で車を降ろされ、おむつ姿で泣いているところを車で通りかかった人に発見され、すぐに保護されたそうだ。
ジェイクさんは当時を振り返り、