今月2日にライオン5頭の脱走騒ぎがあったオーストラリアのタロンガ動物園で、再びけたたましいサイレン音と緊急放送が鳴り響いた。人々は一瞬ヒヤッとしたが、犯人は動物園で飼育中のコトドリだったという。本物と見分けがつかないほど完璧に模倣されたコトドリの緊急放送を『9News』『KIDSNEWS』などが紹介している。
豪ニューサウスウェールズ州シドニーにあるタロンガ動物園で11月2日、オスのアフリカライオン“アト(Ato)”と子ライオン4頭が展示エリアから逃げ出し、動物園内に緊急放送及びサイレンが鳴り響いた。
当時、タロンガ動物園では「うなり声といびき(Roar and Snore)」という宿泊体験プログラムを開催しており、テントに宿泊していた参加者らはスタッフの誘導により迅速に避難した。
また5頭のライオンのうち4頭はスタッフの指示に従って落ち着いて展示エリアに戻り、残りの1頭も麻酔を施された後に戻ったため、脱走騒ぎは迅速に収束したのだった。
そんなライオンの脱走騒ぎが人々の記憶に新しいタロンガ動物園で13日、再びけたたましいサイレン音と「避難してください」の緊急放送が園内に鳴り響き、来園者をヒヤッとさせる場面があった。
『9News Sydney』が13日、Twitterに投稿した動画は、飼育エリア内の岩山に設置されたとまり木の上で羽を休める1匹のコトドリを捉えている。
すると園内に「避難してください」と緊急放送が流れ始め、