故エリザベス女王のために供えられたパディントンベア(くまのパディントン)のぬいぐるみが来週、“新しい家族”のもとに引っ越すことが決定した。女王の崩御後に捧げられた約1000体のぬいぐるみは、チャリティ団体に寄付するために王室が大切に管理していた。引っ越しに先立ち、王室のSNSではバッキンガム宮殿とクラレンス・ハウスで過ごしたパディントンベア達の思い出深い瞬間を紹介した。
生前のエリザベス女王は、今年6月に開催した即位70周年「プラチナ・ジュビリー」を祝うコンサートのオープニングビデオでパディントンベアと共演し、大きな話題となった。
女王が9月8日に崩御後には、パディントンベアの公式ツイッターが追悼メッセージを投稿。バッキンガム宮殿やウィンザー城などの門前には、訪れた弔問客から大量の花束やパディントンベアのぬいぐるみが供えられた。
その後、ぬいぐるみは回収され、10月にはバッキンガム宮殿の公式SNS「The Royal Family」がカミラ王妃が大量のパディントンベアに囲まれる写真を公開。約1000体のぬいぐるみは、子供達を支援する英チャリティ団体「Barnardo’s(バーナードス)」に寄付されると発表した。カミラ王妃は2016年からエリザベス女王の後を引き継ぎ、同団体のパトロンに就任している。
ぬいぐるみはすべて綺麗にクリーニングされ、バッキンガム宮殿とクラレンス・ハウス、ハイドパークにある「ロイヤル・パーク・ナーサリー」で大切に保管された。
そして現地時間18日、宮殿の公式SNSが「テディベアのトリビュート」と題した動画を公開し、