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writer : h-r

【海外発!Breaking News】“ピノキオ”のような鼻を生後9か月で手術した男児が8歳に 母親が写真を公開(英)

鼻も大きくなっていった。エイミーさんは当時「オリーは完璧だと思っています。彼は私のピノキオです。これ以上の自慢はありません」と語っていたが、医師からオリー君の呼吸が乱れていることを指摘され、鼻腔を開く手術が必要だと言われた。エイミーさんは幼い息子の手術に躊躇いがあったものの、医師から「つまずいて鼻をぶつけたら、感染症や髄膜炎にかかる危険性がある」と警告され、手術に同意した。

鼻に大きなコブがあったオリー君(画像は『WalesOnline 2015年12月15日付「‘He is my little real-life Pinocchio’ Mum praises brave tot whose brain is growing through his nose」』のスクリーンショット)

そして2014年11月、生後9か月のオリー君はバーミンガム小児病院で2時間に及ぶ手術を受けた。手術では、頭蓋骨を切り開いて余分な脳液の袋を取り除き、鼻を作り直したという。顔には奇形の跡が残っているが、大きなコブはすっかり消えていた。エイミーさんによると「オリーはとても苦しかったはずなのに、ずっと笑っていた」という。

過酷な手術に耐えてきたオリー君だったが、生まれてからずっと鼻の奇形をからかわれており「醜い」などと嘲笑されてきた。またエイミーさんはある女性から「(オリー君は)生まれてくるべきではなかった」と言われたこともあったそうだ。人々の心無い言葉に胸を痛めたエイミーさんは「本当に胸が張り裂けそうです。涙が出そうになりました」と吐露していた。

しかしエイミーさんは「他の子どもたちには、オリーのような嫌な思いをさせたくないし、世間に知らせることが一番の方法だと思う」と考えて、息子の写真を公開することにした。そこには稀な疾患についての認識を高めたいとの思いもあったようだ。

エイミーさんはオリー君の成長ぶりをInstagramに投稿しているが、イギリスで新学期が始まった9月には、4年生(日本の小学3年生に相当)になったオリー君の写真が公開された。そこには「エイリアンのようだ」といった残酷なコメントも見られるが、「オリー君、とても素敵」「応援している」といった励ましの声が圧倒的に多い。

画像は『WalesOnline 2015年12月15日付「‘He is my little real-life Pinocchio’ Mum praises brave tot whose brain is growing through his nose」』『Amy-Lee Ferris 2022年9月6日付Instagram「First day of year 4!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 H.R.)

現在8歳のオリー君(画像は『Amy-Lee Ferris 2022年9月6日付Instagram「First day of year 4!」』のスクリーンショット)

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