米フロリダ州に住む3歳男児の母親が『Good Morning America』などのインタビューに応じ、息子が患う「『リンパ管奇形』について知って欲しい」と訴えた。男児は顎や首に大きな嚢胞の塊があり、顔が大きく腫れており、今も治療が続いているという。
米フロリダ州在住のヴィクトリア・シルヴェストリさん(Victoria Silvestri)の長男ギャビン君(Gavin、3)は、4000人に1人の割合で発生するという「リンパ管奇形」を患っている。
ヴィクトリアさんがギャビン君の異常を知ったのは妊娠18週の検診時で、その頃はリンパ管奇形について全く知識がなく、どうしていいのかわからずに怖くて仕方なかったという。
リンパ管奇形とは、リンパ管の一部が異常に膨らんで嚢胞になったものが集まり、それが塊を作る病変で、ギャビン君の場合は顎や首に発生した。また誕生時には、医師が「これほどひどいケースはここ10年見たことがない」と告げるほど重症だった。
嚢胞の中身はリンパ液が主体で、ギャビン君には生後5日から注射針や管が刺され、医師はリンパ液を体外へ排出させ、硬化剤を注入して嚢胞を縮小させる治療を行った。
ヴィクトリアさんは「ギャビンが生まれた時は、涙が出ることも失望することもなく喜びに満ちていたの。見てくれとかそんなものは全く気にならず、『この子は私の赤ちゃんよ』と自然に受け入れることができたのよ」と当時を振り返ると、