海外発!Breaking News

writer : hanako

【海外発!Breaking News】ハリケーン被害により音信不通になった母親と再会した女性「救助できたのはTwitterのおかげ」(米)

キャロルさんからの連絡で家の1階部分が浸水したことを知った。そして「もし最悪の事態になったら屋根に上って笛を鳴らして助けを求めて」とキャロルさんに伝えたところで電話は切れてしまい、その後音信不通になったという。

ベスさんは当時の状況についてツイッターでこのように綴った。

「母に電話しても留守電で繋がらなくて、とても怖くて震えが止まりませんでした。人生でこれほど無力だと感じたことはありません。バッテリーを節約するために携帯電話を機内モードにしていることを祈っています。お願い…どうか母が見つかりますように。」

「このような呼びかけはニュースやSNSでも見かけることがあります。でも実際に自分の身に降りかかるなんて正直信じられません。救助を求めて待ち続ける以外に何をしたらいいのかわからないのです。この投稿を多くの人が拡散してくれると助かります。」

ベスさんはその後も「#GetCaroleHome」というハッシュタグを使って投稿を続けた結果、ベスさん家族を励ますメッセージのほか、地元の緊急対策局や救助要請をするための連絡先などの情報が寄せられた。

そして9月29日、ハリケーンにより壊滅的な打撃を受けたままとなったフォートマイヤーズ地区に救助隊が到着したことを受け、ベスさんの夫と友人はボートでキャロルさんの捜索を始めたという。

その数時間後の午後4時頃、キャロルさんは自宅のソファに座っていたところを無事発見された。

ベスさんは「母は無事でした。夫たちが彼女を私のところに連れて来てくれました。母は飛行機やヘリコプターが上空を通過すると手を振っていたそうです。そして『キャロル!』と叫ぶ夫たちの声が聞こえて彼らの姿を見た時、とても安心したと話していたそうです」とその様子を振り返った。

ハリケーンにより浸水した家(画像は『Beth Booker 2022年9月29日付Twitter「Storm surge outside of my moms house on Fort Myers Beach.」』のスクリーンショット)

ベスさんとの再会後、ツイッターを通じ世界中の多くの人々が捜索に協力してくれたことを知ったキャロルさんはその支援に対し感謝の気持ちをこのように述べている。

「見ず知らずの人々が世界中から私の無事を祈ってくれたと聞いてとても感謝しています。人生で最も孤独で不確かな瞬間に、みなさんのポジティブなエネルギーと祈りを感じることができました。自宅が被害を受けて家族の思い出の品をすべて失ってしまいましたが、私は幸運だと思います。」

「フォートマイヤーズビーチは私が35年間暮らしてきた場所であり、2016年に他界した最愛の夫と幸せな時間を過ごした場所です。私はここで事業を営んでおり、現在も多くの人たちと親交があります。この地区は観光で繁栄していますが、そのほとんどが今回のハリケーンによって失われてしまいました。私の救助に協力してくれた時と同じように、私たちのコミュニティの復興と救済のために引き続き協力していただけるよう願っています。」

画像は『Beth Booker 2022年9月30日付Twitter「Home.Safe.Not a scratch.Grateful.」、2022年9月29日付Twitter「Storm surge outside of my moms house on Fort Myers Beach.」、2022年9月29日付Twitter「I’ve contacted two of the volunteer rescue organizations,」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

Twitterで行方不明になった母親を探す女性(画像は『Beth Booker 2022年9月29日付Twitter「I’ve contacted two of the volunteer rescue organizations,」』のスクリーンショット)

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