海外発!Breaking News

writer : tinsight-masumi

【海外発!Breaking News】火葬する遺体の腕や脚を売りさばいていた葬儀社、遺灰ではなくコンクリートの粉末を受け取った遺族も(米)

日本とは異なり遺族が立ち会うことはほぼない。そして骨は粉砕機で粉末状態にされた後、遺族のもとに戻される。メーガンとシャーリーに火葬を依頼した遺族のほとんどが故人の遺灰ではなく、別の遺体を混ぜ合わせたものや中にはコンクリートの粉末を受け取った遺族もいた。

メーガンとシャーリーはそれだけに留まらず、B型およびC型肝炎、HIVなどに感染して死亡した遺体の一部をバイヤーに事実を伏せて販売していたという。また他にも遺体から金歯を抜き取って販売し、4万ドル(約540万円)もの利益を得ていたそうだ。

サンセット・メサ葬儀社は2018年にFBI(連邦捜査局)が内部捜査を行った後に閉鎖されることとなり、2020年に2人は逮捕された。そして同年3月に行われた裁判で、米国連邦検事のジェイソン・R・ダン氏(Jason R. Dunn)は次のように述べていた。

「被告人は多くの被害者に対して、あからさまな詐欺行為を行ったために起訴されました。これは亡くなった愛する人のために最後のお見送りをする遺族を完全に裏切る行為です。サンセット・メサ葬儀社を利用したために、愛する人の遺灰がどのようになってしまったか分からずじまいでいる遺族の苦痛や心労は想像に難くありません。」

当初メーガンとシャーリーは断固として無罪を主張していたが、今月5日の裁判では被害者遺族の思いが通じたのか、メーガンは自分の罪を認めた。これにより検察側は現在、メーガンに対して懲役12年から15年を求刑している。

画像は『The Colorado Sun 2022年7月5日付「Western Colorado funeral home owner pleads guilty in federal body sales case」(William Woody, Special to the Colorado Sun)』『gjsentinel.com 2022年7月6日付「Hess pleads guilty in funeral home body parts scheme」(Christopher Tomlinson)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

罪を認めた葬儀社の経営者だったメーガン(左)(画像は『gjsentinel.com 2022年7月6日付「Hess pleads guilty in funeral home body parts scheme」(Christopher Tomlinson)』のスクリーンショット)

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