先月末にアメリカのテネシー川で釣りをしていた15歳の少年が、真っ白なナマズを釣り上げて話題を呼んでいる。このナマズは色素の量が少ない“白変種”の個体ではないかと推測されており、その珍しさから世界中のメディアに取り上げられた。『FOX 35 Orlando』などが伝えている。
米テネシー州チャタヌーガ市を流れるテネシー川にて先月28日、エドワーズ・タルミアンツ君(Edwards Tarumianz、15)は同地域で釣りのガイドサービスを提供している会社「シーニック・シティ・フィッシング・チャーターズ(Scenic City Fishing Charters, Inc.)」が運航するボートに乗り、船長のリチャード・シムズさん(Richard Simms、67)と共に釣り竿を握っていた。
しばらくしてエドワーズ君の釣り竿にアタリが来て釣り上げてみると、真っ白に輝く大きなナマズが姿を現した。リチャードさんは「私もエドワーズも驚きましたよ。ボートの上に引き上げる前からその姿が見えていましたが、エドワーズが網で捕獲するまで興奮と緊張で2人とも声も出せない状態でした」と当時の様子を明かしている。
これまで30年間多くのナマズを釣ってきたリチャードさんだが、真っ白なナマズを見たのは初めてのことだったという。実際の写真を見てみると、エドワーズ君が釣り上げたナマズはヒレや尻尾の先が薄いピンク色になっているが、体のほとんどは真っ白であることが確認できる。通常のナマズと比べるとその差は歴然だ。
白い姿をしていると生まれつき色素が欠乏しているアルビノ種が思いつくが、このほど釣り上げたナマズは赤い目を持っていなかったのでアルビノ種ではないとリチャードさんは推測している。その他の可能性として通常の個体よりも生成される色素の量が少ないため体が全体的に白っぽく見える“白変種”か、単に体の模様とも考えられたが、