今月7日、アメリカで行われた徒競走で7歳少女が目を見張る走りを見せて話題を呼んでいる。スタート直後に少女は片方の靴が脱げてしまい、それを拾って履き直すというタイムロスをしてしまった。誰もがここから追い上げるのは絶望的と思うなか、少女は諦めることなく前を向いて走り、どんどん相手を追い抜いて1着でゴールしたのだ。少女の素晴らしい走りを捉えた動画はネット上で拡散され、注目を浴びている。『New York Post』などが伝えた。
米ネブラスカ州オマハにあるノースウェスト高校で今月7日、陸上選抜大会が開催された。5~18歳を対象とした陸上競技クラブ「Apollo Track Club of Omaha」に2年間所属しているタラヤ・クロフォードちゃん(Talaya Crawford、7)はこの日、100メートル走と200メートル走に出場した。
注目が集まったのは、タラヤちゃんが200メートル走に出場したレースだ。当時の様子を捉えた動画には、タラヤちゃんをはじめ選手らがスタート位置につく姿が映っている。そしてスタート音が鳴り一斉に走り出したが、画面中央にいたタラヤちゃんはスタートと同時に片方の靴が脱げてしまったのだ。
すぐにスタート位置に戻り靴を拾って履き直したが、その間にも他の選手はどんどん先に進んでしまい、タイムロスをしたタラヤちゃんにとって絶望的な状況だった。普通ならここで諦めてしまってもおかしくないが、タラヤちゃんは前を向いて全力で走り始めた。動画では、そんなタラヤちゃんの健気な姿を見て「行けー!」と何度も叫んで応援する声が録音されている。
「完走できればそれでいい」と誰もが思ったはずだが、